関係修復を諦めたときの対処法
夫に不平や不満を伝えても耳を傾けてもらえず、夫婦関係が改善する兆しが見えないと、妻は「旦那のことはもうどうでもいい」と考え、修復も諦めてしまいます。そうなったら、離婚するか、夫の存在に惑わされることなく、穏やかな気持ちで日々を過ごす方法を考えるしかありません。関係修復を諦めたときの対処法を紹介します。
▽期待しても無駄だと諦める
夫に不満を抱いたり、失望したりする原因の一つに夫への期待があります。「夫ならこうしてくれるだろう」と一方的に期待するから、思い通りのことをしてもらえなかったときに失望してしまうのです。
何度も同じことを頼んでいるのに、やってもらえないときや、相手に聞く気がないときは、思い切って期待するのをやめましょう。最初から「期待しても無駄だ」と思っていれば、腹も立ちません。期待してイライラさせられるくらいなら、初めからあてにしないほうが、精神衛生上もいいでしょう。
▽距離を置き、関心を持たないようにする
夫のことはどうでもよくなり、離婚したいけれど事情があって、離婚できない場合は、夫とは距離を置き、一切関心を持たないようにしましょう。おそらく妻は、夫の顔など見たくない心理状態にあるはず。冷却期間を置き、気持ちを整理するためにも距離を置くことは有効です。
距離を置くと言っても、家の中でできるだけ顔を合わせないようにするだけでなく、家庭内別居や家を出ての別居など方法はいくつかあります。離婚を考えているのなら、数年間別居して離婚を目指す方法もあります。ただし、一方的に別居したり、家事を放棄したりすると、夫が「妻が夫婦関係を壊した」と主張する恐れがあるので気を付けましょう。
▽友人やカウンセラーに相談してみる
夫婦2人での話し合いで問題が解決しないときは、信頼できる友人やカウンセラーに相談するのも一つの方法です。第三者の目から見た客観的なアドバイスが受けられるかもしれませんし、関係修復にするにせよ、離婚するにせよ、物事を進めるための具体的な方法を教えてもらえるかもしれません。
▽離婚を検討する
一緒に暮らしている夫のことを「どうでもいい」と考えていると、毎日の生活が味気ないものです。そんな生活を送るくらいなら、離婚したいと考えるのも当然のことです。しかし、離婚は相手が同意してくれない限り簡単ではありません。浮気やDV、家出など明らかに夫婦関係を破綻させるような行為がなければ、裁判所も簡単に離婚を認めません。
こうした場合は、とりあえず家を出て別居して、夫婦関係が破綻した状態にあることを裁判所に認めてもらって離婚するという方法がとられます。しかし、夫婦によって状況が異なるので、一概に別居が良いとも言い切れません。離婚を検討するのなら、離婚について詳しい弁護士に相談するのがいいでしょう。