5歳娘の一重まぶた→二重になったらヒヤリ! 両親が慌てる理由に共感の声 注意が必要…医師にも聞いた

太田 真弓 太田 真弓

普段は、まぶたが一重の子が二重になったら…思わず大慌てする親の気持ちを描いた漫画が話題に。エッセイ漫画を描く、投稿主のとんとんさんと、専門医のドクターKさんに話を聞きました。

とんとんさん夫妻はお二人とも一重で、娘のとびらちゃんも一重。5歳になったとびらちゃんの目がちょっと二重になってくると、夫婦で「ギャ――」と危機感を抱きます。

というのも、とびらちゃんはまぶたが二重になると、2~3日後には高い確率で発熱するのです。そのため、身体を温めたり、加湿器をMAXにしたり体調悪化を防ぐための対策をしつつ、念のため夫婦で仕事のスケジュールも調整。この時点でとびらちゃんは二重以外の症状はなく、とても元気です。

ですが、その後やはり予想通り40℃の発熱。症状が重くなるにつれ、二重の幅もひろがっていきます。

それから数日後、元気になったとびらちゃんの目は一重に。「治って良かった…」と安堵するとんとんさん夫妻にとって、まぶたがとびらちゃんの体調のバロメーターとなっています。

「うちのこどもは二重なのですが、右まぶただけ三重になったら体調悪化のサインです」
「うちは普段は奥二重で、熱が出そう体調が悪くなるサインの時にぱっちり二重になります」
「中3のいまでもバロメーターにしています 二重ならまだおとなしくしてなさい、的な」
「うちの3歳さんは逆で体調悪くなると一重になって回復するとパッチリ二重になります」

漫画には、とんとんさん夫妻と同じく、まぶたを体調のバロメーターとしている親御さんたちからの書き込みが相次ぎました。 

「ネット上では『子どもが一重で心配…二重になりますか??』という質問をよく見るのですが、『うちは二重になると心配になるんだよな…』という思いを発端に描いた漫画です」というとんとんさんにお話を聞きました。

法則を発見した当初は「勘違いであってほしい…」と

――この「まぶたの変化」はいつ頃お気づきに?

保育園に通い出した2~3歳頃だったかと思います。法則を発見したのは私です。気づいたばかりの頃は、仕事を休むのが大変なので「勘違いであってほしい…」と祈ってましたが、最近は体調を崩すのを前提にスケジュールを組むようにしています。

――とびらちゃんはどのくらいの頻度で発熱を?

赤ちゃんの頃は年1回くらいしか発熱していませんでした。保育園に通い出してからは多いですね…時期にもよりますが毎月発熱することもあります。

――二重になってからはどんな病(症状)に罹ることが?

咳、鼻水、発熱の症状が多いです。熱は高くても、本人は割と元気で、1~2日くらいで完治することもけっこうあります。

――ひどくなるにつれて二重幅が大きくなっていった、と。

ちょっとした風邪で終わることも多いのですが、漫画で描いたのは、昨年末にインフルエンザになった時のことでした。高熱で食欲も無くぐったりしていて、ばっちり二重でした。薬を飲んだら元気になりましたが、しばらく二重が続いていました。

――それはとてもしんどかったでしょうね。娘さんはご自身の体調を説明できますか?

「なんだか不機嫌でおかしいな」と思ったら次の日発熱した…ということはあるのですが、本人から何かを訴えたり説明することはまだ無いです。本格的に症状が出るまでは自分では気づけてなさそうです。

――まさしく「まぶた」が体調を察知するのに役立っているのですね。

沢山の共感コメントや「分かる!」といった反応を見れて嬉しかったし驚きました。「自分が二重になると両親のどちらが明日仕事を休めるか話し合ってた」というようなお子さん側からのエピソードもあったり。「二重になったので発熱すると思ってたらただの二重だった(それから二重になった)…」というコメントを見て笑いました。いろんなまぶたのエピソードがあってほっこりしました。

この「体調によってまぶたが変化すること」について、眼科専門医のドクターK@眼科医パパさん(@doctork1991)にもお話を聞きました。

まぶたの皮膚は薄く、変化しやすい

――体調不良に伴うまぶたの変化に多くの共感の声が寄せられていました。どういった身体のしくみで?

まぶたの皮膚は薄く、むくみの影響が出やすかったり、かゆくてこすっていると腫れてくることがあります。また、血液の流れなどが悪くなると、まぶたの具合も変化することもあります。このような理由からまぶたが一重になったり、二重になったりすることがあると考えます。

――子どもだけでなく、大人も?

大人でも子どもでも起こり得ます。

――やはり身体からのサインということで、医療機関にかかったり、休養を取ることをおすすめされますか?

可能であれば受診された方が良いです。体調不良が原因ではなく、ものもらいなどの目の病気や心不全などの病気が悪化したケースもあります。症状が続く、悪化する場合は病院を受診してください。

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