妻が事前に伝えていたにも関わらず、「ジャバ」で風呂釜や給湯器の追いだき配管を洗浄中に湯船に入ってしまう夫。投稿された“防止策”がX(旧Twitter)上で称賛とともに共感を集めていますが、その効果はいかほどなのか。投稿者とメーカーにたずねました。
夫がジャバ中を忘れて湯船に入ってしまい、ビックリしたのは乳幼児睡眠アドバイザーの原田智恵(@nentorefumimama)さん。そこでとった対応策は、「空のパッケージを湯船に浮かべる」こと。
そんな案に、「天才!」「すばらしい再発防止策」「これなら忘れない」「よきアイディアですね」など称える声とともに、「うちもこれやります! やります!!」「全く同じ事します笑笑」と共感や、「妻側だけど何かしらの目印がないと忘れるのすごいわかる」と夫への共感も寄せられていました。
これらの反響に原田さんは、「うちの夫だけかと思ってたら、結構ジャバ風呂にみなさん怯えてるのね」とコメント。はたして、夫はもう誤って湯船に入ることはないのか…原田さんに聞きました。
夫がたびたび「このお湯って入っていいんだっけ?」
原田さんが使用しているのはジョンソン株式会社の風呂釜用・浴室小物用洗浄剤「ジャバ1つ穴用」。使用法は、湯船に水をため同製品を入れて追いだきしてから排水、すすぎのため再度水をためて追いだきし、排水します。
漂白活性化剤や界面活性剤などが含まれる「ジャバ1つ穴用」は、公式ホームページに「使用上の注意」として「刺激があるので、皮膚につかないように注意する」と記載されています。それが溶けているお湯に入ってしまった夫は大丈夫だったのでしょうか。
「お湯が冷めていたので、片足だけ突っ込んで冷たさで断念し、入浴するまでには至りませんでした」と、寒い思いはしたものの、健康上の被害はなかったとのことです。とは言え「事前に『ジャバやるからお風呂入んないでね』と伝えていたのに、忘れて入ろうとした夫にはびっくりしました」と原田さん。
その後も、事前に口頭で夫に伝えても、いざお風呂に入る頃には、「あれ? このお湯って入っていいんだっけ?」と確認されることがたびたびあったそう。そんなことが繰り返される中で「どうしたもんかと悩んだ結果、空の袋を浮かべとけばいっか!となりました」と原田さん。その結果、夫が「ジャバ風呂」に入ることはなくなったそうです。効果てきめんですね!
「ご家族を配慮された素敵なアイデア」
原田さんの夫は幸運にも全身でジャバが溶けた湯船につかることはありませんでしたが、もしそうなった場合の取るべき行動は? ジョンソン株式会社にも聞きました。
原田さんが行った対策については、「製品の空袋を浮かべていらっしゃるのはとても分かりやすい方法で、ご家族を配慮された素敵なアイデアだと思います」と担当者。その上で、「排水口に詰まることのないように、排水前に袋を取り出していただき、袋を出し入れされる際はゴム手袋をご着用いただけますようお願いいたします」と教えてくれました。
ジャバが溶けた水や湯には刺激があるので皮膚につかないように注意し、ついてしまった場合は水で充分に洗い流す必要があり、もしも皮膚に異常が出た場合は「商品を持参して医師にご相談ください」とのことです。
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毎日、入浴する中で、風呂釜には皮脂や髪の毛からの汚れがたまり、菌が繁殖してしまいます。「ジャバ」が推奨するのは月に1回、手軽に掃除ができる洗浄剤ですが、注意と工夫で安全に使いたいですね。
■赤ちゃんのねんね相談|原田智恵|(乳幼児睡眠アドバイザー)公式Xアカウント https://twitter.com/nentorefumimama
■赤ちゃんのねんね相談 公式ホームページ https://nentorefumimama.com
■ジョンソン株式会社 公式ホームページ https://scjcatalog.johnson.co.jp/
■スクラビングバブル 公式Xアカウント https://twitter.com/SBubbles_JPN