可愛いしぴちゃんと、やんちゃなこめくんの楽しい様子がX(旧Twitter)やYouTube、Instagramなどで人気のしぴこめ(@chipie0826)さん。
ソマリという猫種の女の子、しぴちゃんは今から3年前、しぴこめさんの友人がペットショップでひとめぼれをして購入。しかし、「懐かない」という理由ですぐに飼育放棄され、心を痛めた現在の飼い主、しぴこめさんが、ショップでの販売価格と同じ金額を友人に支払い、しぴちゃんを引き取りました。
キジトラの保護猫、こめくんという弟分と仲良く暮らすしぴちゃんに異変が起きたのは、2023年10月20日のことでした。
「トイレに入ったり出たり、でもおしっこは出ない様子で、1時間半もその調子だったので急遽病院に行ったところ、そのまま緊急入院となりました」(しぴこめさん)
そして翌日、「腎不全」の緊急手術を受けたそうです。
飼い主さんの引っ越しに伴い、転居先の病院でも治療を続けるなか、年明けすぐに尿管結石で入院していた、しぴちゃん。「腎不全」発覚以降、約4ヶ月間のしぴちゃんの医療費は、我々の想像をはるかに超えるものとなっていました。
「大変アピールですか?」→「はい、大変アピールです!」
「腎不全しぴ、新しい街での初病院。救急医療センターからの紹介。本日初診料と血液検査で1万円。先週の入院治療費、18万円。10月の手術治療入院費60万円。その他ちょこちょこ通院で、この4ヶ月で100万円越え。保険にも上限があります。
『大変アピールですか?』答え『はい、大変アピールです』。動物飼うって簡単じゃないです。まじ大変です。ペットショップで『一目惚れ』で動物を飼う人が減るように。かかるのはご飯代だけじゃないってこと伝えていくために。無責任に捨てられる命が減るように、願っています。無責任に捨てられたしぴの命を守っていくために。今日もしっかり働きます」(しぴこめさん)
X(旧Twitter) に投稿されたしぴちゃんの治療明細について、しぴこめさんに聞いたところ、「しぴの場合は大きな病院での対応となったこと、手術が必要だったこと、入院が長引いたこともあり、この金額となりました」と、しぴこめさん。
続けて、しぴこめさんは切実な思いもXに投稿しています。
「ただ何事にも限界があり、えらそうなことを言っていても、私もこのペースで治療費がかさめば、いつか治療を断念しなければならない時が来ます。責任を持つ!と決めても想定を大きく超えてくることもあります。払えなくなったら無責任、飼い主失格、ではなく、(想定外のことが起こる可能性を)飼う前に1度考えてもらえたら幸いです」
投稿の理由は「しぴちゃんの悲しい過去」
しぴちゃんの治療費に言及したことに対して、「大変アピールですか?」という批判的な声も寄せられたそうです。それでもあえて、「ペットを飼うのは大変なこと」と、しぴこめさんが明言したのは、ペットショップでひとめぼれ買いをされ、無責任に飼育放棄されたしぴちゃんの悲しい過去が理由でした。