新成人になった”御祝儀”…2人に1人が「もらっていない」 去年成人式を迎えた男女に調査

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

2023年に成人式を迎えた男女の約4人に1人が「両親や祖父母から費用に対する援助はなかった」と回答――そんな調査結果が、OurPhoto株式会社(東京都中央区)の「2023年の新成人に聞く 成人式 最新実態調査2023」で分かりました。また、約2人に1人が、新成人になった際の”御祝儀”について「もらっていない」と回答したそうです。

調査は、2023年に成人式を迎えた全国の男女416人を対象として、2023年12月にインターネットで実施されました。

はじめに、「成人式を迎えるにあたって実施したイベント」を複数回答で答えてもらったところ、「地元の式典への参加」(50.0%)や「衣装の着用(振袖/袴、スーツ/ワンピース 等)」(45.2%)などに回答が集まりました。

さらに、成人式を迎えるにあたって実施した「イベントの準備や予約などを始めた時期」については、「成人式当日」(15.7%)、「2~3カ月前」(14.2%)などが上位となりました。

また、「成人式当日に大変だったことや苦労したこと」については、「着付けや美容院の時間が伸びてしまった」(12.6%)や「自分や家族で着付けをしたがうまくいかなかった」(12.0%)などが上位となったものの、約6割が「特になし」(62.2%)と回答しています。

続けて、成人式を迎えるにあたって実施したイベントで「衣装の着用」と答えた188人に、「衣装は和装と洋装のどちらでしたか」と聞いたところ、約8割が「和装(振袖、袴)」(80.9%)と回答。

そこで、「衣装の手配」について教えてもらったところ、「衣装レンタル店で借りた」(29.8%)、「フォトスタジオのレンタルプランを活用」「家族や知人におさがりをもらった」(いずれも23.4%)などに回答が集まりました。さらに、「衣装のこだわり」については、「衣装レンタル店で早いうちから探して予約した」(43.6%)が最多となっています。

次に、「成人式のイベントにかかった費用(事前準備、撮影、前撮りや成人式当日などを含む)」を教えてもらったところ、「1万円~4万9999円」(18.5%)や「10万円~19万9999円」(16.3%)などに回答が集まったものの、「自分で払っていないので詳しくは知らない、分からない」(29.8%)が最多となりました。

また、「両親や祖父母から費用に対する援助」については、24.3%の人が「なかった」と回答。その一方で、「10万円~19万9999円」(14.5%)、「20万円~29万9999円」(6.2%)、「30万円以上」(8.0%)など3割近くが「10万円以上」と答えています。

他方、「費用を節約するために工夫したこと」を教えてもらったところ、「キャンペーン(紹介割・早割り等)を活用した」(27.4%)、「飲み会への参加は控えた」(22.5%)、「ヘアメイクやネイルは自分で、もしくは知り合いに依頼した」(20.9%)といった回答が上位に挙げられました。

さらに、「新成人になった際の御祝儀」については、45.7%の人が「もらっていない」と回答。次いで「1万円~4万9999円」(24.8%)、「5万円~9万9999円」(10.1%)が続き、「10万円以上」は6.2%という結果になりました。

なお、「新成人になって変わったことや実感」については、9割以上が「ない」(93.3%)と回答。また、「成人式を迎えるにあたって受験勉強や就職活動への影響」についても、ほとんどの人が「なかった」(98.3%)と答えています。

ちなみに、「影響があった」(1.7%)と答えた人からは、「就活の合間に前撮りを入れて大変だった」「成人式後に資格試験があり、成人式に出るか迷った」という声が寄せられたそうです。

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