九州のガソリンスタンドあるあるがSNS上で大きな注目を集めている。
「多くの給油所の値段表示がこれな九州北部、怖くて入れない。」と紹介したのは「一人旅研究会」として活動する栗原悠人さん(@keionoteio)。
表示パネルはあるのに、なぜか肝心の値段が表示されていない九州北部のガソリンスタンド。いったいこれにはどんな理由があるのだろうか。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「福岡だいたいコレw普通に表示してるところより888の方がだいたい安いw」
「え、この表示、どこでもあるんじゃないんですか!?九州南部もよく見ますよ」
「多分ですが、激戦区で、表示したらそれを見てそれ以下にするところが必ず出てきて、さらにそれを見て、、、と、お互いに食いつぶし合うことになるので、わざと表示しないでいるのではないか、と」
など数々の驚きの声や情報提供が寄せられている。
投稿した人に聞いた
栗原さんにお話を聞いた。
ーーこの写真のガソリンスタンドは?
栗原:熊本県熊本市東区保田窪にあるENEOS保田窪SS(南国殖産)です。私は関東在住なのですが、旅行で九州に行った時に、多くの給油所の料金表示が888表記なことを不思議に思い撮影したものです。
ーー九州北部でこのような現象が見られるのはなぜでしょうか?
栗原:九州在住の方から数百リプが来ていますが、それらを見るに、昔からだそうです。しかも九州北部だけではなく、沖縄含めた九州南部でもこの表記が多いそうです。
ーーつくづく不思議です。
栗原:九州の方々からは「他の地域は違うんだ。当たり前だと思ってた」という反応が多く、逆に九州以外の方は「こんな表記があるんだ。怖くて入れない」と、自分と同じような反応をしている方が多く、対象の地域内・外で感想が大別されて興味深かったです。何気ないツイートが600万を超えるインプレッション数になって驚いています!
◇ ◇
2021年のNHKの報道によると鹿児島市内のガソリンスタンド130件中、価格表示をしていない店舗は100件、約83%にのぼるようだ。
福岡、熊本以外の九州各県では多くの離島を抱える関係からガソリン販売価格が全国平均より高い傾向にあり、それが業者間での価格競争忌諱、ひいては価格の非表示という現象につながっているのかもしれない。
なお、今回の話題を提供してくれた栗原さんは日本全国を旅しながら、郷愁が感じられる空間の情報を日々、SNSやホームページで紹介。Webショップでは全国のお気に入りの郷愁空間をまとめた写真集シリーズ「郷愁」を販売している。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
一人旅研究会関連情報
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