京都に来た外国人ならではの聞き間違いがSNS上で大きな注目を集めている。
「職場の近くの弁当屋さんでメニュー聞いたら『ピーマンの肉詰め、大根と鶏肉の炊いたん、...』のところで後ろにいた慣れてなさそうな外国人の人が『Titan...?』ってなってて耐えられなかった」と自身の体験を紹介したのは京都在住の会社員、破廉恥ポリマーさん(@manaita_takumi)。
最近は京都以外でも煮炊きしたものを「炊いたん」と呼ぶことが増えたが、欧米人にとって「タイタン」と言えばギリシャ神話に登場する巨人族。タイタンの神々を率いたアトラスは、ゼウスたちオリンポスの神々との宇宙の支配をめぐる戦いに敗れ、計り知れぬほど重い天空を永遠に支えるように宣告されたのだが、弁当屋に並ぶこの外国人は「炊いたん」と聞いてどんなイメージをふくらませただろうか…。
今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは
「どんな料理を想像したか気になりますw」
「弁当屋さんに並ぶということ自体が ハードルが高いんで、すでにできる外国人と見た」
「大根と鶏肉を墓地へ生け贄に…肉詰め巨人を召喚 俺のターンっ‼️いや…俺のタイタンっ‼️」
など数々の驚きの声が寄せられている。
投稿者さんに聞いた
破廉恥ポリマーさんに話を聞いた。
ーー「炊いたん」と聞いた時の外国人の反応は。
破廉恥ポリマー:本当にTitan(巨人)と解釈したのかは不明ですが、日本にいる海外の方ですので、日本人の発音からわかる単語につなげたのでしょう。大変困惑しておられるようでした。普段京都で仕事をしていると海外の方とご一緒することが多く、言語に関する話題には事欠かないのですが、今回あまりにきょとんとしておられたのでつぶやいてしまった次第です。
ーーその後、「炊いたん」の意味は伝わったのでしょうか?
破廉恥ポリマー:申し訳ないのですが、その後外国人の方が買うところまではご一緒していないため不明です。私が働いている場所がいわゆる研究施設の一角で、京都のお弁当屋さんが集まってきたりしますので、慣れていない外国人であれば戸惑うだろうな…と想像します。
ーー投稿が反響を呼びました。
破廉恥ポリマー:AIを使った鶏肉と大根のTitanを書かれた方々の面白さにむしろこちらがバズるべきでは…と思ってしまいました(笑)。正直こんなふとした話がバズってしまうとは思いませんでした。Titanと炊いたんは発音が違うから嘘だ!という話も散見されましたが、実際のところ日本に来られている海外の方と話をされてみると意外とフレキシブルに対応されているので是非お話してみてほしいなと思いました。
◇ ◇
破廉恥ポリマーさんは今回の反響に乗じ、友人のアーティスト・朝堀響季さんをPRしたいとのこと。朝堀さんは自然科学分野のイラストレーション、アートを制作。近年では、材料化学、分子科学の分野をはじめとする国際科学雑誌のカバーアートを手がけるなど注目されている。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
破廉恥ポリマーさん関連情報
Xアカウント:https://twitter.com/manaita_takumi/
朝堀響季さん公式ホームページ:https://hibikiasahori.com