家族が外出し、自宅でひとりで過ごすことになった女性が自分のために用意した食事の写真がThreadsに投稿され、「自由すぎる」と注目を集めています。投稿したのは、沙羅さん(@sarachiiiiin26)。ポテトチップスや総菜が並ぶ食卓とともに綴られた「寂しい」という言葉とは裏腹に”ひとり宴”を楽しむ気満々の様子に、多くの共感が寄せられました。
この写真が撮影されたのは、沙羅さんの家族が夫の実家がある福島へ向かった日の夜でした。沙羅さんは数日前からインフルエンザにかかっており、隔離期間に該当するあいだは移動を控えるため、自身だけ出発日を1日遅らせることに。翌日まで家でひとりきりで過ごすのは、初めての経験だったといいます。
「翌日までたったひとりで家で過ごすのは初めてだったので、何をしていいかわからず…。インフルが治ってきて、『とりあえずお腹も空いたしご飯を買いに行こう』と思いました。いつもは子どもたちがいて食べられないものを今日は食べちゃおう、という気持ちでした」
向かったスーパーマーケットで、目に留まった“食べたいもの”を次々とカゴへ入れていった結果、選ばれたのはポテトチップス3袋、海鮮ちらし、しゃぶしゃぶサラダ、チョコレート、コーラ。一般的な家庭の夕飯の食卓では、なかなか並ばないような組み合わせです。
「スーパーで目についた食べたいものをひたすらカゴに入れた結果、このラインナップでした(笑)」
買い物を終えると、まずは家事を一通り片付けたそう。子どもたちが散らかしたおもちゃを片付け、掃除機をかけ、洗濯物をしまう。すべて終えてから、ようやく自分だけの時間に入ったといいます。
こうして始めた“ひとり宴”について、沙羅さんは「家族のために作ったご飯ではなく、栄養も何も考えていないご飯を、誰にも邪魔されずにYouTubeを観ながら食べている瞬間は解放的でした」と振り返ります。投稿文には「寂しい」という言葉も添えられていましたが、実際はワクワクの方が大きかったのだとか。
「この食事を目の前にした時は、寂しいとワクワクが1:9でした(笑)」
投稿には、同じような境遇の人たちから多くの反響が寄せられ、その一つひとつが印象に残ったといいます。
「同じように”ひとり宴”を楽しむ様子の写真つきでコメントをいただいたりもして。主婦の束の間のひとり時間は、『みんな嬉しいよな』と思いました」
もしまた、家で一人きりの食事ができる機会があれば、次はさらに“自分優先”の内容にしたいと、沙羅さんは話します。
「次はローストビーフとお菓子とコーラでいきたいです」