相次ぐ値上げや光熱費の高騰により、暮らしにかかる費用が増えている方もい多いのではないでしょうか? 物価の上昇を乗り越えるには投資・運用の実践のほか、家計の見直しにより無駄な支出を抑える努力が大切です。中でも、毎月の固定費の一つである「サブスク」を見直すと、大きな節約効果が期待できます。FPの立場から、「サブスクの見直しポイント」について解説します。
サブスクとは?
サブスクとは、定額の料金を払って商品の購入やサービスを利用する仕組みです。「定期購読、継続購入」を意味する英語「サブスクリプション」を略して”サブスク”という呼び方が広く使われています。
具体的には、動画や音楽配信サービス、雑誌や漫画の読み放題サービスがあります。
その他にも、ウォーターサーバー、家具・家電、サプリメント、アプリ、乗り物、オンライン英会話など種類も様々です。サブスクのジャンルは、配信サービスだけにとどまらず多岐にわたっています。
なぜサブスクの見直しが必要?
サブスクは、スマホやパソコンで簡単に申し込めるため気軽に登録しがちです。また、仮に契約期間が終了しても契約が自動更新される場合が多く、気づかず続けてしまっている状況になりやすいです。
こうなると、毎月サブスクに支払う金額が積み重なり、年間を通せば結構な金額になっていることも少なくありません。たとえば、利用していない月500円のサブスクを一つ減らすと、年間で6,000円の節約につながります。
そのため、サブスクも定期的な見直しが必要です。
まずはどれだけ利用しているか洗い出し
まずは、自分がどのようなサブスクを利用しているかすべて洗い出してみましょう。
無料期間のみのつもりで加入したサブスクが、解約を忘れてそのままにしてしまっていた経験がある方もいらっしゃるかと思います(無料期間が終わると自動的に費用が生じる仕組みです)。
契約したサブスクを忘れて不要な費用を払い続けるという事態を防ぐためにも、クレジットカード、銀行口座、携帯電話の支払い明細の確認が必要です。
支払い明細の確認から自分が加入しているサービスを把握し、利用していないサービスがあれば解約します。