みなさんは、食品や飲料を購入する際に「食品表示（表示や商品パッケージの説明書き）」のどの項目を注意して見ますか。全国の男女9687人に聞いたところ、約7割の人が「期限表示」と回答しました。また、加工食品購入時に含有量を確認する項目としては、「熱量、エネルギー」「食塩相当量（塩分）」などに回答が集まったそうです。
マイボイスコム株式会社（東京都千代田区）が、「食品表示に関する調査」と題して2023年10月にインターネットで実施した調査です。
調査によると、食品・飲料購入時に「食品表示（表示や商品パッケージの説明書き）」を気にする人は6割弱。さらに、食品・飲料購入者のうち、「どの商品でも食品表示を必ず確認する」人は18.8%、「商品によっては確認する」人は57.3%、「たまに確認する」人は15.6%となり、約9割の人が「食品表示」を確認していることが分かりました。
また、「食品表示を確認する」と答えた人に、「どのような食品・飲料について確認しますか」と複数回答可で聞いたところ、「畜産加工品」「水産加工品」が各6割強、「水産物」「畜産物」が各6割弱となっています。
さらに、「加工食品購入時に含有量を確認して選ぶもの」を複数回答で教えてもらったところ、「熱量、エネルギー」（26.9％）、「食塩相当量（塩分）」（24.3％）、「糖質」（19.1％）、「脂質」（17.6％）、「タンパク質」（15.1％）、「炭水化物」（10.8％）、「食物繊維」（10.3％）という結果になりました。
なお、「食塩相当量」は男性60～70代や女性70代などの高年代層で割合が高くなっていたほか、「糖質」では、10～20代、70代の男性や高年代の女性で高くなっています。
また、食品・飲料購入時に「食品表示で注意して見る項目」を複数回答可で答えてもらったところ、「期限表示」（71.7%）が最も多く、次いで「価格」（57.0％）、「原産国、生産地」（51.7％）、「原材料」（39.2％）、「製造・加工年月日」（32.5％）と続きました。なお、2020年調査と比べて、「原産国、生産地」は2.8pt、「製造・加工年月日」は8ptの減少となっていました。
最後に、「食品・飲料の食品表示や説明書きで不満に感じること」について、回答者からは以下のようなコメントが寄せられたそうです。
▽賞味期限・消費期限をもっと見やすい位置に統一して表記してほしい（男性19歳）
▽添加物で体に影響が出るのか、出ないものなのか、よくわからない（女性36歳）
▽開封後の賞味期限、早めにってどれくらいか（女性47歳）
▽砂糖不使用や糖類ゼロと強調しながら人工甘味料が使われていること（男性47歳）
▽国産でも産地はどこか、もっと詳しく知りたい。国内加工というのはよく見るが、その原材料はどこのものかまでは書いていないことが多い（男性31歳）
▽0%とか0カロリーとか書かれてあっても実質は5%未満だったら0表記で良いとかっていうルールがあって困る（女性25歳）
▽100g未満の商品なのに100gあたりの栄養価が載っている等、実際に自分がどの程度摂取するのかイメージしづらいものがあると感じる（女性28歳）
