事態が急変したのは7日午前6時半ごろ。「『伏せろ!』と言われてバッと伏せて、マジで何事かわかんなくて」と訳が分からないまま10分ほど伏せていると、「ゴーゴーゴーゴーゴー!(逃げろ逃げろ!)」と言われて自身の担当ドライバーがいる車の助手席に乗り込んだ。「そん時はまだテロリストがいるとは思わなかったですよ」とハマスに急襲されているとは思わなかった。
早く会場から脱出できたが、車が銃撃された。助手席の自身とドライバーの間に銃弾が「バーン!」と当たり、「後ろ見たら(銃弾が)シートを貫通してて、速攻しゃがんで、ドライバーもシートに沈み込んだ状態でUターンして、ガソリンスタンドに逃げ込んだ」と緊迫した状況を振り返る。
ガソリンスタンドには他の人たちも避難しており、頭から血を流した子どももいたという。DJ MASAYAさんは防犯カメラの映像を見られる屋内の部屋に入り、防犯カメラのモニターで撃たれて倒れていく人々を見た。「自分もう殺されるだろうなと思って、これは時間の問題だなって思って、『これが最後の電話だから』って大切な人に電話したりとかして」と死を覚悟した。