新型コロナ対応の医療機関の数は?
新型コロナ患者を受け入れる外来医療機関の数は、5類移行前は約4.2万、8月には約4.9万となりました。入院医療機関の数は、5類移行前は約3000で病床数は約5.3万(確保病床約3.1万、確保病床以外約2.2万)、8月には約7300(病院約6800、有床診療所約500)で病床数は約5.9万(確保病床約2.3万、確保病床外約3.6万)となりました。
やがて「新型」ではなくなっていく
「新型」ウイルスは、突然変異により野生生物からヒトに感染し、当初、ヒトの側に自然感染やワクチンによる免疫が無いために、急激に感染が拡大していくもので、人類が感染経験がないという意味で「新型」と言われます。当該ウイルスの性質が明らかになり、自然感染やワクチン接種により、免疫が獲得され、人類にとって“馴染みのある”ウイルスになっていくことで「新型」ではなくなっていきます。
実際に、2009年の新型インフルエンザH1N1は、その後「新型」ではなくなり、現在は、通常の季節性インフルエンザの型のひとつとして、近年の通常のワクチン接種の型の中に含まれています。
そういう意味では、現在の「新型コロナウイルスCOVID-19」も、「新型」ではなくなり、通常のコロナウイルスとして扱われていく過程にある、ということになります。