独身ミドル・シニア世代の約5人に1人が「恋愛中」 交際相手を選ぶ際のポイントに、若年層との違いも

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

独身ミドル・シニア世代のみなさんは、婚活・恋活に対してどのような意識を持っているのでしょうか。全国の50~79歳の独身男女2407人を対象に「独身ミドル・シニア世代の婚活・恋活」に関する調査を実施したところ、約5人に1人が「恋愛をしている」ことが分かりました。また、婚活・恋活で相手を選ぶ際に、若年層よりも重視することについては「健康状態」「住んでいる場所」などに回答が集まったそうです。

タメニー株式会社(東京都品川区)が運営する結婚相談所『パートナーエージェント』が2023年9月にインターネットで実施した調査です。

独身のミドル・シニア世代に「現在、恋愛をしていますか」と聞いたところ、「交際している相手がいる」(12.5%)、「好意を寄せている相手がいる」(3.2%)、「なんとなく気になっている相手がいる」(4.8%)を合わせて20.5%の人が「恋愛をしている」ことが分かりました。

これを過去の調査と比較すると、2018年調査の24.1%よりは減っているものの、2021年調査の20.2%、2022年調査の19.0%よりも微増傾向となっています。

一方、「恋愛や結婚願望」については、20.6%の人が「願望あり」(結婚(入籍)相手が欲しい:7.5%・事実婚・同棲相手が欲しい:3.7%・恋人が欲しい:9.4%)と回答しており、2022年調査(22.4%)との比較では、1.8ptの微減となっています。

ちなみに、結婚相手や恋人が欲しいと考えている495人のうち、結婚経験のない人は62.6%でした。

次に、「ミドル・シニア世代が婚活・恋活をすることは、社会通念上、望ましいことだと思いますか」と聞いたところ、40.6%の人が「望ましいことだと思う」(とても望ましい:11.4%・望ましい:29.2%)と回答。一方、「望ましいことだと思わない」という“否定”派はわずか6.2%で、独身ミドル・シニア世代の婚活・恋活をネガティブに捉えている人はほとんどいないことが分かりました。

また、12.5%の人が「婚活・恋活をしている」(婚活・恋活をしている:1.9%・婚活・恋活をしたいと思っている:10.6%)と回答。なお、「婚活・恋活をしている」と答えた252人のうち、「婚活・恋活をすること(したいと思っていること)を家族・親族(親や兄弟姉妹、子どもなど)に伝えている」と答えた人はわずか6.7%で、「近いうちに伝えたい」(4.4%)を含めても1割程度であることが明らかになりました。

さらに、「家族に伝えた」と答えた17人に対して、その反応を聞いたところ、64.7%が「良い」(良い:58.8%・やや良い:5.9%)と回答したほか、35.3%が「中立/特に反応はない」という結果になりました。

実際の反応として回答者からは、「母が、早く家に来てくれたらいいと言っていた」(男性)、「全面的にサポートするから積極的に行けと言われた」(男性)、「『その歳でもちゃんと考えていたんだ』と言われた」(女性)、「いい人に巡り会えるといいねと言われた」(女性)といった声が寄せられました。

最後に、「婚活・恋活をしている」「婚活・恋活をしたいと思っている」と答えた独身ミドル・シニア世代の男女252人と、22~34歳の独身男女108人に対して、「お付き合いするお相手を選ぶ際、どんなことを聞いておきたいですか」と聞いたところ、独身ミドル・シニア世代は「価値観」(64.3%)、若年層は、「年齢」(74.1%)がそれぞれ最多となりました。

なお、独身ミドル・シニア世代が若年層よりも重視するのは「健康状態」(ミドル・シニア層:57.5%、若年層:36.1%)、「住んでいる場所」(ミドル・シニア層:55.2%、若年層:37.0%)、「家族の有無・家族構成」(ミドル・シニア層:42.9%、若年層:30.6%)でそれぞれ10pt以上の差が出ています。

特に独身ミドル・シニア世代では、相手に聞いておきたい理由として、「将来的に要介護にならないか」「介護の面も含めた家族の状況」「財産分与」などが挙げられており、健康や家族との関係、介護の問題を重要なポイントと考えていることがうかがえる結果となりました。

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