保護猫カフェが学童保育 8歳の女の子が経験した出会いと別れ 猫を触れ合い、友達付き合いや掃除も得意に

ふじかわ 陽子 ふじかわ 陽子

大阪府で暮らすネオくんは元野良猫です。保護猫団体に助けられてからは、高槻市にある譲渡型保護猫カフェ「チェリッシュ」で一緒に暮らしてくれる家族を待っていました。

そこで出会ったのが、当時小学2年生のHちゃんです。ネオくんとHちゃんはとても仲が良く、チェリッシュではいつも一緒に過ごします。Hちゃんが宿題を始めると、隣で見てくれることもあったんです。

保護猫カフェが運営する学童保育

小学生が保護猫カフェで宿題だなんて不思議に思われるかもしれませんが、これは「にゃん子屋」というチェリッシュの学童プログラムなんです。毎週水曜日に開催され、小学生が放課後の時間を過ごしています。猫について学べるため、猫好きの子どもに人気があるんですよ。

Hちゃんが猫に興味を持ったきっかけは、YouTubeの動画です。実のところ、父方の祖父母の家には猫が3匹いるんです。でも、お兄ちゃんが猫アレルギーのため仲良くするのをあきらめていました。動画ならお兄ちゃんもアレルギーが出ることはありません。Hちゃんは思う存分、猫の可愛さを堪能します。

けれど、やっぱり猫と触れ合いたい。あのモフモフの毛に手を埋めたら、どれだけ気持ちが良いのだろう。ゴロゴロって喉を鳴らすというけれど、実際はどうなるのだろう。興味が深まっていきました。

そんな時、チェリッシュで行っている学童保育「にゃん子屋」の存在をお母さんから教えてもらったんです。2021年9月のことでした。Hちゃんの胸は弾みます。

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