山陰のソウルフード「たまきのしょけめし」は再現できるか!? 店舗に突撃取材→聞き出した秘密の「3大ポイント」から、考え抜いた「レシピ」は…

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りびえーる版 「たまきのしょけめし」

取材をもとに考案したレシピを公開します。(本レシピはりびえーるが考案し玉木製麺の承認を受けています)

【材料】
米4合…………今回は白米にわずかにもち米をプラス  
鶏むね肉(モモでも可)…………小1枚を1㎝程度角に細かく切る
にんじん…………1/2本を薄めのいちょう切りにする
ごぼう…………20㎝(ささがきにする)
※具は米の量に対し1/3程度までに。少なめのほうがより「しょけめし」らしくなる!

サラダ油…………大さじ2    
下味 濃い口しょうゆ…………大さじ1    
      酒…………大さじ1    
      みりん…………大さじ1    
      砂糖(今回は三温糖を使用)…………大さじ1    
            
味付け たまきの麺だし…………2パック(600g)
    (大手スーパー麺コーナーほかたまき各店でも販売)    
    みりん…………50㏄
    酒…………40㏄
    濃い口しょうゆ …………大さじ3    
    水…………大さじ1~2(全体の水分量を見て加減)    
    砂糖(今回は三温糖を使用)…………大さじ1            

【作り方】
1.米をといで、半日ほどざるに上げておく    
  普通に1時間程度浸水してざるにあげたものを使っても    
2.鶏肉とごぼうをサラダ油で炒め、下味の調味料を入れて軽く火を通す    
3.釜に米を入れ、(2)とにんじんを入れる    
4.味付けの調味料を加える
  しっかり味が付くので、薄味にしたいときはしょうゆの量を減らしたり、濃い口・薄口の使い分けなどで加減してください
5.早炊きにせず、普通炊飯で炊く    

いざ、食べ比べ! どこまで本家に近づけたのか?!

7月某日、本家「たまきのしょけめし」も準備し、teamりびえーる総勢7人で試食。炊飯器を開けると、まごうかたなく「たまき」の香り…はたしてその味は?!

「うわぁ、口に入れた瞬間『しょけめし』だ~!」
「味も食感も、方向性が完全一致!」

と再現レシピは予想を超える大絶賛。しかし本家と食べ比べると…違いは歴然。

「上品さで本家は圧倒的!」
「食べ続けても飽きないのはさすがだね」

りびえーる版は全体的に色も味もやや濃い。しょうゆの量や薄口・濃い口のブレンドで加減してもいいのでは…という結論に。また試作時は米の乾きすぎを懸念し、レシピ外の水分を少々足してしまったが、完全に余分だった。なんと奥が深いことか…おそるべし本家!

そして導きだされた結論…

「りび版もおいしいけど…やっぱたまきだね…」
「なんならうどんも食べたくなったよ」
「あそこは出汁がうまいんだよなあ…」

そう…どれだけ近づいても、創業当時から重ねられた伝統の味にかなうはずもない。結局求めてしまうのは“あの味”なのであった。おみそれしました!

   ◇   ◇

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