日本全国500万社以上の企業情報を網羅した日本最大級の営業データベース『SalesNow DB』を運営する株式会社QuickWork(東京都渋谷区)は、2022年6月~2023年6月の期間に同データベースにおいて、「化学業界における平均年収ランキングTOP10」を抽出し、発表しました。その結果、東京都八王子市に本社を置く「ウルトラファブリックス・ホールディングス」(1157万円)でした。
「化学業界における平均年収ランキング」の1位は、東京都八王子市に本社を置き、高品質・高性能で長く使える合成皮革製品を提供している「ウルトラファブリックス・ホールディングス」(1157万円)でした。同社の製品は本革と比較しても耐久性が高く軽量であることから、長寿命化による資源生産性の向上や、主要顧客の航空、自動車の運行時のCO2削減にも大いに貢献しています。
続く2位は、富士フイルムと富士フイルムビジネスイノベーション(旧:富士ゼロックス)を傘下に持つ持株会社の「富士フイルムホールディングス」(1017万円)。2000年以降、当初の主力事業の写真フィルムやカラー印画紙といった写真感光材料市場がデジタル化の進展によって急速に縮小したことから、これまでの写真フィルム製造で培われてきた化学合成などの技術力を応用して、液晶ディスプレイの材料や、医療・医薬品、機能性化粧品、サプリメントなどメディカル・ヘルスケア分野への進出など新規の事業展開を積極的に行っています。
3位には大陽日酸や、ステンレス魔法瓶のサーモスをはじめとする日本酸素ホールディングスグループを統括する持株会社の「日本酸素ホールディングス」(986万円)がランクイン。傘下の大陽日酸は産業ガス事業、エレクトロニクス事業、プラント・エンジニアリング事業、メディカル事業、イノベーション事業などを扱っています。日本、米国、欧州、アジア・オセアニアの4つの地域で、30超の国と地域をカバーする世界第4位の産業ガス、電子ガス、医療用ガスのサプライヤーでもあります。
以下、4位「三菱ケミカルグループ」(949万円)、5位「日本ペイントホールディングス」(898万円)、6位「積水化学工業」(897万円)、7位「住友化学」(883万円)、8位「三菱瓦斯化学」(871万円)、9位「東京応化工業」(859万円)、10位「信越化学工業」(854万円)が続きました。