【「士気旺盛に就業できる環境」実現のヒントになりそうなクチコミ】
▽若手を育てようという文化があるので、社会人としての基礎力はかなり鍛えられる。文章の書き方、根回しのコツ、論理的思考力などは徹底的に教わったので、これは霞ヶ関以外の職場でも財産になると思う(総合職/女性/経済産業省)
▽国際的な業務に携わることも多々あるので、日本のために仕事をしていると感じる。他機関への出向や留学を経て、外部の知見も得ながら成長できるので、そういった環境をうまく使ってキャリア形成を図ることもできる(係員/男性/経済産業省)
▽他省庁に比べると、新しい領域への感度が高く、それを自負している感もある。他省庁の既存領域で新たなビジネスや技術課題が生じた場合に、事業者側の目線で規制緩和などを働きかけていく。テレワーク等もコロナ前から可能だったなど、先進的ではある(総合職/男性/経済産業省)
▽役職が下の者でも、幹部と顔の見える関係で議論できる社風がある。新しいこと、前例のないことをやろうとする社風もある。また、優しい人が多いと思う(事務/男性/環境省)
▽風通しが良く、若いうちから様々な業務に携わることができます。他省庁と比べ少人数であることから、1年目から大臣室に入ることができるなど、そのような点は魅力的なところかと思います(総合職/男性/環境省)
▽穏やかな人が多く、風通しが非常に良い。若手職員の意見も積極的に取り入れてくれる。以前は若手職員と大臣とのフリーディスカッションを良くやっていた(係長/男性/環境省)
▽幅広い分野の研修が定期的に実施され受講しやすい雰囲気があるため自分次第でいくらでも成長できると思う。組織としては出向を推している雰囲気もあり、特に若手への本省や他機関への出向を推進している(事務/女性/財務省)
【人事制度・評価制度に関するクチコミ】
▽とにかく年功序列である。細かい資料まで上に見せて直す必要があり、深夜まで対応が及ぶこともしばしばある(事務職/男性)
▽国会対応などの雑務に忙殺され本命業務が滞ったり、形骸化した文書の書き方などで決裁を差し止められ無駄な業務が多いです。(自分の所属する省では)紙文化が根強く、打ち合わせをする際にも他省庁と比べて電子化しているものが少ない(係員/女性)
▽どこの公務員も同じだが、どれだけ頑張ってもあまり給与は変わらず、さぼればさぼるほど効率的に給与がもらえるので、言わば職員の気概やモラルだけで成り立っている。士気が高い職員に仕事が集中するため、優秀な者ほど失望して辞めていく、という悪循環となっている(係長/男性)
▽優秀な者に業務が集中する一方で、ほとんど業務をしていないような者でも一定程度の評価となり、不公平感を感じることは多い。手間がかかっている割に人事評価制度がうまく機能しているように思えない(一般/男性)
▽年功序列のため、どれだけやる気があっても周りと差がつくほどの出世はできない。半年に一度、所属課長による期末面談が実施され、その結果に基づいて評価を得られるが、ほとんどが似たような評価になり、あまり差がでない(事務官/男性)
【「国への提言」のクチコミ】
▽国家公務員の不人気化による地盤沈下が進んでいて、総合職の試験がスクリーニングとして役に立っていない気がする。経産省はその中でも選り好んで採用しているがそろそろ限界が来るのでは。国全体として公務員への投資を考えるべき(課長補佐/男性/経済産業省)
▽世界最先端を目指すには、まずAI導入より、あまりに遅すぎるインターネット回線速度、ハンコ文化の廃止、人事関係手続き書類の電子化など、すぐにでも取りかかれることはいくらでもあります。パフォーマンスのための取り組みばかりに手を出すのではなく、真に業務を高度化・効率化するために効果的な施策を検討していただきたいです(行政事務/男性/財務省)
▽特に勉強の時間確保が難しいことに危機感を持っている。社会から批判され続け、日々の業務で疲弊した中、時間を惜しんで勉強する意欲を保ち続けられる人などほとんどいない。余裕があれば、自ら創意工夫で勉強したいと思うだろう。少なくともこの職場の職員は、就職前の学生の時点でそうした意欲を持っていたことが認められて就職選考に合格したはずである(課長補佐/男性/厚生労働省)