水産品や旬のフルーツの通販サイト『豊洲市場ドットコム』を運営する株式会社食文化(東京都中央区)は、中学生以下の孫を持つ全国の50~70代男女1107人を対象に「孫や息子・娘の帰省時に振る舞う料理」に関する調査を実施しました。調査によると、8割強の人が「孫が帰省する際に特別な料理を用意する」と回答しました。その一方で、「好き嫌いの把握」「食材・料理選び」など料理を用意する上での苦労があることも分かりました。
調査は2023年6月にインターネットで実施されました。なお、お孫さんが近場に住んでいる場合、同居している場合は除外しています。
まず、「コロナ禍(2020~2022年)のお盆は孫や息子・娘が帰省する機会はありましたか」と聞いたところ、「あった」と答えた人は56.6%、「なかった」と答えた人は43.4%でした。
そこで、「今年のお盆の予定」を教えてもらったところ、「帰省してくる予定」は55.5%、「帰省しない予定」は12.5%、「まだわからない」は32.0%という結果になりました。ちなみに、「帰省してくる予定」「わからない」と答えた人のうち、93.1%が「孫(息子・娘)が帰省することを楽しみにしている」と答えています。
また、全体の85.9%の人が「孫や息子・娘が帰省するとき、普段の食事とは異なる特別な料理を用意する(用意することの方が多い)」と回答。
そこで、「用意する(用意することの方が多い)」と答えた951人に対して、「どのような料理を準備していますか」と複数回答可で聞いたところ、「孫(息子・娘)の好物」(75.4%)がダントツとなりました。以下、「自分たちが普段の食事では食べないような良い(豪華)なもの」(32.3%)、「孫(息子・娘)たちが普段の食事では食べないような良い(豪華)なもの」(31.4%)と続きました。
豪華な料理を用意する理由として回答者からは、「孫の喜ぶ顔が見たい」(70代女性)、「毎年、帰省したくなるように美味しものを食べさせたい」(60代男性)、「普段より贅沢な物を食べさせたい」(60代女性)、「帰省に好印象を持つことでまた帰省を期待できると思うから」(70代女性)といった意見が寄せられています。
その一方で、料理を用意するにあたって苦労することもあるようです。具体的な苦労を教えてもらったところ、「好き嫌いの把握」(23.4%)、「食材・料理選び」(22.7%)、「食材の調達や準備」(21.3%)などに回答が集まりました。
回答者からは、「食べたいという食材がいつも行くスーパーに売ってなかった」(60代女性)、「色々用意して出すのを忘れたりした」(50代女性)、「人数が多いので準備が大変」(60代男性)などのエピソードが寄せられました。