ーーまずはエネループについて教えていただけますか？
「エネループはくり返し使えるエコな充電池です。充電1回あたりの電気代は、4本充電でもわずか約1円※1（1本あたり約0.256円※2）と、とても経済的。電池をよく使う方にはおすすめです。エネループ ライト、エネループ、エネループ プロの3シリーズがあり、電池の容量（充電1回あたりの使用時間）や、くり返し使える回数が異なります。充電器はどの品番でも共通です」
ーーすごい、充電1回あたり約1円！ 乾電池の値段を考えると……エネループ最強ですね。おすすめの使用法は？
「パソコン用マウスや、電動歯ブラシなど、使う頻度が高く電池をよく取り替えがちになるものに使用するのが、特におすすめです。経済的にも！」
ーーエネループを長持ちさせるコツなどありますか？
「より長い期間使うコツは、電池容量を使い切る前に、定期的に充電を行うことですね」
ーーエネループ用スペーサーは、いつから販売されていますか？
「2013年4月から販売していて、単1形と単2形の2種類があります。パナソニックのECサイトはもちろん、家電量販店、スーパーなどで販売しています」
ーー通常の乾電池用など他社のスペーサーを、エネループにも使えますか？
「やはり……おすすめはしませんね。エネループ用のスペーサーは、エネループの形状に合わせて設計されておりますので、それ以外の他社のスペーサーでは微妙に形状が合わなかったりする場合がございます。そのため、お客様で例えば、アルミホイルで詰め物をするなどして通電した場合、機器や電池にふれることで、電池もしくは機器にショートなどの不具合が発生したりする可能性ございます。また、スペーサーそのものの不具合（保持力の低下など）の原因となることも考えられるため、専用スペーサーの利用をおすすめします」
ーースペーサーはエネループ全モデルに使えますか？
「ハイエンドモデルのエネループ（eneloop pro: BK-3HCD、BK-3HCC）、高容量充電池には電池形状の差により使用できません」
ーーそういう違いがあるのですね。ほかにも、エネループやスペーサーにまつわる注意事項などがあれば、教えてください
「充電池はほとんどの機器について、乾電池と同じように使えますが、一部の商品（生活防水（IPX7）、水中形（IPX8））には使えません。電池が過放電状態になった際、電池内部から水素を含んだガスが排出される可能性があります。密閉構造の機器ではガスの拡散ができないため、引火源がある場合、破裂・発火に至るおそれがあり危険です。
あと、スペーサーを使用して単1形、単2形サイズに変換した単3形充電式電池と、単1形、単2形の電池（乾電池、充電式電池）を併用して使用しないようにもご注意ください」
ーー寿命となった充電池は、どのように処分したらいいのですか？
「繰り返し使用して寿命となった充電池は、実はリサイクルもできる環境に優しい電池なんです。『ニッケル』『コバルト』などを貴重な資源として再生する事ができます。処分する際は、ショート事故防止のため、電極にセロハンテープを貼ってください。一般の燃えないゴミとして廃棄するのではなく、大型量販店などのリサイクル協力店に設置されている充電池用【リサイクルBOX】に入れてください」
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あれこれ乾電池のストックを持たなくても、エネループとスペーサーがあればOK。節約生活にも貢献できそう。ぜひ充電池も活用してみてください。
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※1 BK-3MCDを充電器BQ-CC85で4本充電したときの電気料金（当社計算値）。充電器の消費電力：11W（0.011 kW）。充電時間：3時間（3h）。電力料金目安単価1kWh=31円（税込み）［2022年7月改定］で計算。電気料金：0.011 kW×3h×31円/kWh＝1.023円。1.023円の小数点第一位を四捨五入し、約1円と表示しています（2023年3月30日現在）
※2 BK-3MCDを充電器BQ-CC85で4本充電したときの1本あたりの電気料金（当社計算値）。充電器の消費電力：11W（0.011 kW）。充電時間：3時間（3h）。電力料金目安単価1kWh=31円（税込み）［2022年7月改定］で計算。電気料金：0.011 kW×3h×31円/kWh÷4本＝0.256円/本（2023年3月30日現在）
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（まいどなニュース特約／Lmaga.jpニュース・東寺月子）
