「出社が増えたらストレスも増えた」約8割→原因の2位は「ランチ代や交通費などの増加」

まいどなニュース情報部 まいどなニュース情報部

会社員のみなさんは、出社が増えたことについてどのように考えているのでしょうか。新型コロナ5類移行後に出社が増えた従業員数1000人以上の大企業に所属するハイブリッドワーカー109人に聞いたところ、約8割が「出社が増えたことで、仕事へのストレスが増えたと思う」と回答しました。また、ストレスが増えた理由については、「通勤時間が増加したため」という回答が最も多かったそうです。

oVice株式会社(石川県七尾市)が、「大企業社員の勤務形態に関する実態調査」と題して、2023年6月にインターネットで実施した調査です。

調査によると、75.3%の人が「出社に意義を感じている」(とても感じている:29.4%・やや感じている:45.9%)と回答。その一方で、78.0%の人が「出社が増えたことで、仕事へのストレスが増えた」(非常にそう思う:32.1%・ややそう思う:45.9%)と答えています。

また、「出社が増えたことで、仕事へのストレスが増えた」と答えた85人に対して、「ストレスが増えた理由」を複数回答で聞いたところ、「通勤時間が増加したため」(75.3%)、「ランチ代や交通費など支出の増加したため」(56.5%9、「プライベートの時間が減少したため」(51.8%)といった回答が上位に挙げられました。

さらに、全回答者に対して「出社が増えたことで、業務の生産性はどのように変化しましたか」と聞いたところ、66.1%の人が「業務の生産性は上がっていない」(変わらない:40.4%・やや下がった:20.2%・とても下がった:5.5%)と答えており、全体の3割強は、むしろ「生産性が下がった」と回答しています。

最後に、「理想の出社頻度」については、「週1日出社」(27.5%)、「週2日出社」(22.9%)、「週3日出社」(16.5%)、「月1~2回出社」(11.9%)などが上位に並び、出社の頻度を「週の半分以下に抑えたい」人は約7割にのぼることが分かりました。ちなみに、「フルリモート」と答えた人は6.4%でした。

調査結果から同社は、「出社の意義を感じつつも、ストレスが多いため頻度は少なくしたいという意識が分かりました」と述べています。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース