朝の散歩で出会った、小さな体でシャーする子猫!ビビる元野犬も可愛い 「いっちょ前に威嚇」「凄い強い子やな」この後、どうなった?

渡辺 晴子 渡辺 晴子

「朝の散歩に出てすぐ鳴き声の主を発見」

小さな体で威嚇する子猫と出くわしてビビる元野犬の動画がInstagramで話題になりました。

動画の元野犬は、コタくん。2歳の男の子です。コタくんと朝の散歩中に子猫と出会った時の動画を飼い主さん(@chitaken_kota)が投稿。シャー、シャーと子猫が威嚇すると、少し警戒していたというコタくんが映し出されています。そんなふたりの姿に「いっちょ前に威嚇してる。可愛い」凄い強い子やな」「犬さん、とっても繊細」と思わず見入ってしまう人たちが続出しました。

子猫と出会った日は出産予定日だった…「運命を感じて」保護

飼い主さんによると、6月14日におうちの庭から30メートルほど離れた所の石の隙間から突如現れたという子猫。前日から周辺で鳴き声だけ聞こえていたのですが…現れた子猫は威嚇し、コタくんも背中の毛を逆立て警戒しながら怖がっていたようだったとか。

その後、コタくんもほえ出したため、いったんその場を離れて、お昼頃に再び子猫の様子を見に行きました。朝と同じ場所で寝ていた子猫。周辺で野良猫を見掛けたため、親猫がいるかどうか確認をしながら、保護団体などに電話をして保護の依頼をしましたが、断られてしまいしばらく見守ることに。

するとこの日の夜、子猫は家の縁側まで移動。鳴き続けていたといいます。当時おうちにはコタくんもいたことや自身の出産予定だったこともあり、保護することを迷ったという飼い主さん。とはいえ、縁側でずっととどまる子猫を放っておくこともできず、出張中の旦那さんに相談しました。

「子猫は起きたら鳴いて、疲れたら寝ての繰り返し。子猫が鳴くとコタも家の中からほえるので、うちで子猫を保護するのは難しいだろうと思っていました。翌日家の中から縁側の様子を伺っていましたが親猫は現れず。私が庭作業で縁側の近くを通ると、子猫は人間には威嚇せず足にまとわりついてきて野良猫とは思えない人懐っこさでした。2日後、母猫はもう現れないだろうと思い、子猫用のフードを購入し与え、簡易的な寝床を作ってあげたんです。そして、夫の帰宅を待って保護することになりました」

保護後、コタくんと隔離できるように子猫用のクレートを準備。子猫はかなりお腹が空いていたそうで、ミルクと離乳食を完食した後もお皿までかじっていたとか。子猫は生後1カ月ほどの三毛柄の女の子。少しやせ気味でしたが、けがなどはなし。また、子猫と出会った6月14日は飼い主さんの出産予定日だったとのこと。運命的なものを感じて、日付にちなんで「イヨ(1・4)」ちゃんと名付けたそうです。

元野犬にじゃれつく子猫 少しずつ距離を縮めていく2匹

イヨちゃんをおうちにお迎えしたばかりの時は、慎重な性格のコタくんはじゃれてくるイヨちゃんに対して過敏に反応していたといいます。でも、日が経つにつれてイヨちゃんに危険性がないことが分かってきたのか、じゃれつかれても落ち着けるようになったというコタくん。たまにイヨちゃんのじゃれつきがエスカレートして、怒ってしまうことも。また寝る時にはイヨちゃんはコタくんにくっついて寝ようとしますが…コタくんは少し落ち着かないようで離れてしまうとか。

そんなふたりの様子を見て「寄り添って寝るにはまだ時間がかかりそう」と飼い主さん。無事に出産を終え、今は赤ちゃんもおうちにいます。イヨちゃんについては、赤ちゃんの様子を見ながら飼う方向で考えているそうです。

そしてイヨちゃんがやってきて、ちょっぴりお兄さんになったコタくん。生後2カ月ほどで保護され、保護団体を経由しておうちにお迎えしたワンちゃんです。おとなしてくて優しい性格のコタくんですが、最初は逃げるイヨちゃんに対してテンションが上がって踏んづけてしまうこともあったり。でもそこで学んだのか、今はちょっかいを出すイヨちゃんに”反撃”するときもなるべく踏まないように気を付けているとか。また飼い主さんがイヨちゃんをなでていると間に入ってお腹を見せてヤキモチを焼いたりしているそうです。

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