「新入社員が注いだビール」が話題 実はプロの技…「知らなかった」「泡好きとしては最高」と反響

小森 有喜 小森 有喜

「新入社員が注いだビール」。ジョッキのほとんどを泡が占めているビールの写真をそう紹介したツイートが、10万件近くのいいねを集めています。「初々しい」「私もやったことある」と共感の声も多く寄せられましたが、実はこちら……チェコの伝統的な手法で注いだ1杯だったのです。

チェコ産ビール「ピルスナーウルケル」の「ミルコ」と呼ばれる注ぎ方。チェコ語で牛乳という意味で、その名の通り牛乳のように真っ白でクリーミーな泡を楽しめるのが醍醐味です。ちなみに、もう少し泡を減らして8分目程度にした注ぎ方もあり、そちらは「シュニット」と呼びます。

新入社員が注いだビールという絶妙な例えをした、ツイッターユーザーの中央区上落合さん(@Kamiochiai_Chuo)。ツイートに連ねた投稿で、こちらが伝統的な注ぎ方であることや、味わったお店についても紹介しています。

東京の新橋、汐留駅近くにあるビアバー「Brasserie Beer Blvd.(ブラッセリービアブルヴァード)」で提供されたものだそうです。以前にもこの店でミルコを味わったことがあるといい「濃厚かつクリーミーで心地よい甘みを味わえる至高の泡で、飲んだあと思わず微笑んでしまうほどの美味しさでした」と感想を教えてくれました。

ツイッターでは、一部の人が本当に新入社員が注いだと勘違いしてしまったようで「ジョッキのビールを飲んだことないのかな」「注ぎ方や飲み会の作法を教えてあげて」といったコメントも。一方「こんな飲み方があるとは知らなかった」「泡派だから行きたい」と、ビールの新たな奥深さを知ることができた人も多かったようです。

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