みなさんは、子どもへの仕送りはいくらぐらい送っていますか。子どもに仕送りをしている全国の30~60代以上の男女180人(男性95人/女性85人)に「子どもへの仕送り」に関する調査を実施したところ、仕送り額の平均は月「7万7350円」であることが分かりました。また、仕送り額の決め方については、「親子で相談して決めた」という回答が最も多かったそうです。
株式会社AlbaLink(東京都江東区)が運営する『訳あり物件買取プロ』が、2023年5月~6月の期間にインターネットで実施した調査です。
調査によると、「毎月の仕送り額」は、「~10万円」(56.7%)、「~5万円」(33.3%)などが上位を占め、ボリュームゾーンは「5万円超10万円以内」で、平均は「7万7350円」でした。ちなみに、極少数派ではあるものの、「20万円超」(1.1%)という人もいました。
さらに、「仕送り額の決め方」について複数回答可で答えてもらったところ、「親子で相談した(55人)、「必要経費を計算した」(46人)、「夫婦で相談した(22人)、「収入に応じた額にした」(16人)という結果になり、やみくもに決めるのではなく、慎重に決めた人が多いことがうかがえます。回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:親子で相談した】
▽子どもと話し合い、必要額を決めた(44歳男性)
▽「バイトしなくても最低限生活できる金額を仕送りする」という前提で、家族で話し合って決めた(50歳男性)
【2位:必要経費を計算した】
▽家賃プラス生活費をおおまかに計算して、私が決めた(52歳女性)
▽奨学金とアルバイト代を合わせた収入と、かかる支出から計算して決めた(45歳女性)
【3位:夫婦で相談した】
▽妻と話し合い、「月10万円が妥当だろう」と決めた(44歳男性)
▽夫と相談し、「普通に生活できる額を送る」と決めた(45歳女性)
【4位:収入に応じた額にした】
▽給料から支払える金額(47歳男性)
▽基本的に大黒柱の収入から割り出しました(60歳女性)
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また、「仕送りしている理由」を複数回答可で答えてもらったところ、特に「学業に専念してもらうため」(69人)や「生活に困らないように」(63人)、3位「子どもの給料では足りないから」(23人)などに回答が集まり、お金の心配をせず生活を送ってほしいと願う親心がうかがえます。回答者からは以下のようなコメントが寄せられました。
【1位:学業に専念してもらうため】
▽大学の勉強に専念してもらうため(51歳男性)
▽アルバイトをしすぎると勉強する時間もないと思ったから(56歳女性)
【2位:生活に困らないように】
▽子どもが生活に困らないようにするための補助(44歳男性)
▽大学へ行っており、自力での生活は難しいため(55歳男性)
【3位:子どもの給料では足りないから】
▽大阪と違って東京は物価が高く、娘のアルバイト代だけでは生活できないため(50歳男性)
▽子どもは独立しているが、都内在住で給料が少ないため、多少の仕送りをしている(47歳男性)
最後に、「仕送りの用途」を複数回答可で答えてもらったところ、1位「食費」(114人)、2位「家賃」(94人)、3位「光熱費」(74人)、4位「生活費全般」(32人)という結果になり、お金の管理を任せることで、子どもにとって家計管理のよい経験とさせていることもうかがえたそうです。