「子どもの奨学金」を返済するのは誰の役割?…高校生以上の子どもを持つ1000人に聞いた

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子どもの就学を援助するために貸与される奨学金について、返済するのは誰の役割だと思いますか。高校生または大学生等の子どもがいる全国の40歳~59歳の男女1000人に聞いたところ、「親と子の両方」が最多となったほか、「親(親族含む)」が「子」を上回る結果となりました。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(東京都江東区)が、2023年3月にインターネットで実施した「金融リテラシーと家庭の金融教育に関する調査2023」のなかで聞きました。

まず、「奨学金」について調査を実施した結果、24.9%の人が「子どもが奨学金を利用したことがある」と回答しました。なお、大学生等の親では32.9%、高校生の親では17.3%となり、大学生等の親の方が15.6pt高くなっています。

また、「子どもが奨学金を利用したことがある」と答えた249人のうち、子どもに「奨学金について説明をした」と答えた人は88.0%でした。

続いて、全回答者に対して、「子どもが進学するにあたって、今後、奨学金を利用してほしいと思いますか」と聞いたところ、「利用してほしいと思う」と答えた人は32.6%、「利用してほしいと思わない」と答えた人は67.4%でした。

さらに、「子どもの奨学金を返済するのは誰の役割だと思いますか」と聞いたところ、「親と子の両方」(36.2%)が最多となったほか、「親(親族含む)」(33.9%)が「子」(29.2%)を上回る結果となりました。

これを男女別にみると、男性では「親(親族含む)」(34.6%)、女性では「親と子の両方」(40.6%)がそれぞれ最多となっています。

他方で、「教育ローンの利用」については、11.4%の人が「子どものために教育ローンを利用したことがある」と回答。また、「利用したことがある」と答えた114人のうち、68.4%の人が「子どもに教育ローンについて説明をした」と回答し、いずれも「奨学金」よりも低くなっていたそうです。

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【出典】
▽SMBCコンシューマーファイナンス調べ

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