みなさんは、中古車を購入する際、値引き交渉をしますか。直近3年以内に中古車を購入した全国の20～69歳のドライバー男女1000人に聞いたところ、半数以上の人が「値引き交渉をした」と回答しました。ちなみに、値引き額については「5万円～10万円未満」が最も多かったそうです。
株式会社ホンダアクセス（埼玉県新座市）が、「中古車の購入に関する調査2023」と題して2023年5月にインターネットで実施した調査です。
まず、「中古車を購入した理由」を聞いたところ、「購入費用を抑えられる」（62.4%）、「気軽に乗ることができる」（28.2%）、「すぐに納車される」（28.1%）、「装備が充実したクルマを購入できる」（18.0%）、「生産終了になったクルマを購入できる」（9.6%）といった回答が上位に並びました。
また、「中古車を購入した場所」については、「中古車販売店（ディーラー系除く）」（53.2%）、「ディーラー系中古車販売店」（23.6%）、「ディーラー」（12.2%）、「知人から購入」（6.0%）、「個人売買代行サービス」（2.8%）などが挙げられています。
さらに、「購入する際にこだわったポイント」を複数回答可で答えてもらったところ、「価格」（57.0%）が最多となったほか、「走行距離」（42.7%）、「ボディーのタイプ」（36.9%）、「年式」（29.2%）、「メーカー・ブランド」（27.1%）などが挙げられました。
これを性・年代別にみると、「40代男性」「60代男性」では「年式」（いずれも40.0%）、「60代女性」では「価格」（69.0%）、「ボディーのタイプ」（49.0%）が全体と比べて10pt以上高くなっていました。
中古車を選ぶ理由やこだわったポイントでは、「購入費用を抑えられる」「価格」と考える人が多いことが分かりましたが、実際に購入する際に「値引き交渉」はしたのでしょうか。
調査の結果、全体の56.7％の人が「値引き交渉をした」と回答し、やはり購入費用を少しでも抑えるため、交渉にチャレンジした人が多いようです。
これを年代別にみると、値引き交渉をした人の割合は、特に「20代」（65.0%）、「40代」（60.0％）で高くなっているほか、ほかの年代でも5割以上となっていました。
さらに、「値引き交渉をした」と答えた567人に対して、「値引きの状況」を聞いたところ、「値引きできた」と答えた人は76.0%。その一方で、「交渉をしたが値引きできなかった」と答えた人は24.0%と、値引き交渉を試みたものの、希望が全く叶わなかった人も一定数いることが分かりました。
ちなみに、値引きできた金額は、「5万円～10万円未満」（22.8%）、「1万円～3万円未満」（15.2%）、「3万円～5万円未満」（15.0%）、「10万円～30万円未満」（13.1%）などが上位となり、値引きを実現できた人（431人）の平均は「10.6万円」でした。
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次に、全回答者に対して、「当初、希望していた走行距離」を教えてもらったところ、「5万km」（26.8%）、「3万km」（17.5％）などに回答が集まり、平均は「4.4万km」でした。
また、「実際に購入した中古車の走行距離」については、「1万km」（17.6%）、「3万km」（14.2%）、「2万km」（13.9%）、「5万km」（11.1%）などに回答が分かれ、平均は「4.2万km」となっています。
続いて、「年式」について「当初、何年落ちの車を希望していましたか」と聞いたところ、「5年落ち」（35.5%）、「3年落ち」（19.9％）などに回答が集まり、平均は「5.1年落ち」でした。
また、「最終的に何年落ちの中古車を購入しましたか」と聞いたところ、「5年落ち」（21.8%）、「3年落ち」（13.6%）、「2年落ち」（11.5%）といった回答が挙げられ、平均は「5.2年落ち」となりました。
さらに、「当初、希望していた価格」については、「100万円～150万円未満」（26.6%）、「50万円～80万円未満」（18.5%）、「150万円～200万円未満」（12.4%）、「200万円～250万円未満」（12.3%）などに回答が分かれ、平均は「135.7万円」でした。
また、「実際に購入した価格」では、「100万円～150万円未満」（22.7%）、「50万円～80万円未満」（16.6%）、「150万円～200万円未満」（12.7%）といった回答が挙げられ、平均は「145.2万円」となっています。
走行距離や年式など、中古車購入時の実態が分かりました。では、販売店で現車を確認した際にチェックしたポイントはどのようなことがあるのでしょうか。
この質問に複数回答可で答えてもらったところ、「ボディーの状態」（46.6%）、「内装の状態」（39.2%）、「車内のにおい」（33.4%）、「シートの座り心地」（32.5%）、「タイヤ・ホイールの状態」（28.4%）などは上位に並びました。
これを男女別にみると、「エンジン始動時の動作・異音の有無」（男性：32.2%・女性：21.8％）、「エンジンルーム内の状態」（男性：27.0%・女性：15.4％）といった項目で、男性の方が10pt以上高くなっていました。
最後に、「実際に購入した中古車のボディータイプ」を教えてもらったところ、「軽自動車」（39.8%）、「コンパクトカー」（17.3%）、「ミニバン」（13.8%）、「SUV」（9.6%）、「セダン」（8.0%）という結果となり、男女別では、女性は「軽自動車」が50.2%と半数を超えていたそうです。
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【出典】
▽ホンダアクセス調べ
