車を運転している時、窓から身を乗り出す犬や運転している人の膝に乗っている犬を見かけますが、追突されたり横っ腹にぶつけられたりしたら、犬はあっという間に吹っ飛ばされてしまいます。
ふみかさん(@fumika_genster1)は、「クレートは愛犬の命を守る」とツイッターに写真を投稿しました。車の後部が無惨に潰れて、リアガラスがすっかりなくなっている写真。事故の衝撃がいかに大きかったかを物語っています。さらにふみかさんは、
「3頭の愛犬を乗せていたのですが、後続の車に時速50キロ・ノーブレーキで追突され、車は大破損しました。でも、愛犬たちはクレートに乗せていたことで全員怪我もなく無事でした。クレートに入っていなかったら、リアガラスが飛んできて流血するか、フロントガラスに激突して亡くなっていたかもしれません」と続けました。
クレートとは、ペットを入れて持ち運ぶことができるケースのこと。ツイートを見た人からは、
「車でワンちゃんを放しているのをよく見かけるけど、クレートに入れて無かったら恐ろしいですね~」
「さすがフォレスターですね。自分もセミトレーラーに横からぶつけられましたが自分と、当時乗車してた3名の友達は無傷でした」
などの反響があり、改めて「犬を車に乗せること」について考えさせられました。
奇跡的に無事だったふみかさんと愛犬。ふみかさんにお話を伺いました。
ーー事故当時、どんな状況だったのですか。
「バイパスで渋滞中で、相手の方はノーブレーキ、時速50キロで追突されました」
ーー日頃から車に乗せる時はクレートに入れているのですか。
「私自身がドッグトレーナーとして活動していることもあり、日頃からクレートの中が犬にとって安心して過ごせる場所となるようトレーニングをしていました。車移動の際は常にクレートに入れて移動しています。長時間の移動でもクレートで過ごすことがストレスにならないようにするため、車内で過ごす時だけでなく自宅でも毎日のルーティンとしてクレートで過ごす時間を取り入れるようにしています」
ーークレートも壊れたのですか。
「3つ積んでいたのですが、1つ破損しました。ガラスの破片はほとんど入っていなくて、犬も無事でした」
ーーふみかさんは、衝撃で首などを傷めませんでしたか。
「首は痛めませんでした。追突時にハンドルに胸を打ったため、3日間ほど胸の辺りに打撲の痛みがありました。私は無事でしたが、愛車は廃車になってしまいました」
◇ ◇
頑丈な車に乗っていたということもふみかさんや愛犬を守ったのだと思いますが、クレートに入っていなければ、取り返しのつかない事故になったいたかもしれません。
ドッグトレーナーでもあるふみかさんによると、クレートに慣れていない犬は、家の中でクレートに入る練習をした方がいいそうです。いきなり車にクレートを積むのではなく、部屋の中にクレートを置いて、その中におやつを入れて、「ここはいいところだ、安心できるところだ」と思ってもらうところから始めましょう。