漁のライブ配信にドキドキ やわらかい笠岡のタコ、入っていれば届けます! タコつぼ“オーナー”募る

山陽新聞社 山陽新聞社

 海中から揚がるタコつぼの中身は果たして―。岡山県笠岡市・笠岡諸島の高島周辺で行うタコつぼ漁が7、8月にインターネット中継される。引き揚げるタコつぼの“オーナー”をあらかじめ募り、見事、タコが入っていれば自宅などに届けられる。

 漁は7月4日~8月29日の毎週火曜(8月15日除く)午前9時半から。漁業とペンション経営の竹田水産(同市高島)の竹田航平社長(30)の船が同島周辺に仕掛けたタコつぼ150個を引き揚げる。

とれなくても初摘みノリ

 つぼには150番までの番号が付けられており、参加者は好きな番号(3個1セット、4290円)を選んで購入。タコがとれた場合は下処理をした後、指定の住所に配送する。とれなかった場合は初摘みノリのセットが届く。漁の様子はフェイスブックの専用ページでライブ配信する。

 昨年、新型コロナウイルス禍で旅行需要が落ち込んでいたことから、旅行手配業・福山サービスセンターイトウ(広島県福山市三吉町南)が新たな試みとしてスタートさせた。「やわらかい笠岡のタコを直接届けることができてうれしい」と竹田社長。福山サービスセンターイトウの伊藤匡社長(51)は「ドキドキする体験を味わってもらえたら」と話している。

 予約は同社ホームページの特設サイトで受け付けている。すでに完売した回もある。問い合わせは平日の日中に同社(084―923―2022)。

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