まるちゃん、まろちゃん(2歳・メス)は、ミックスの白猫姉妹。2021年7月3日、生後40日くらいの時に保護された。
静岡県在住のSさんの実家には、実家の猫に紛れてご飯を食べにくる、人馴れしていない通い猫が数匹いた。猫を増やさないためにTNRをしていた最中、メス猫が実家の納屋で子猫を出産した。2021年6月3日、Sさんは目の開いていない5匹を発見。しばらく見守ったがその後いなくなったという。
1カ月経ち、7月3日に実家の隣の物置で1匹発見した。何回か様子を見に行くと、また1匹発見することができた。離乳していたため子猫はそのまま保護して、親猫は再度TNRを再開。現在通い猫は全て避妊去勢済だという。
猫を飼える!
Sさんは、実家で昔から犬猫を飼っていて、自分も好きでいつか飼いたいと思っていた。しかし、持ち家ではないので諦めていた。白猫姉妹も最初は里親探しを頼もうと思っていた。
「ダメ元でアパートの大家さんに聞いてみたところ、『飼ってもいいですよ』と返事をもらえて、7月10日に我が子として迎えました。最初は1匹のつもりだったのですが、やっぱり2匹とも引き取ることに決めました」
保護してから一週間は実家にいたので、お迎えの準備をしながら毎日通い、2匹と遊びお世話をした。おしっこやうんちは実家で覚え、家にきた時にはトイレは完璧にできていた。
「いつでも2匹で仲良く遊んで寝ていました。やっぱり2匹とも引き取ってよかったです」
家も車も猫仕様に
名前は娘さんが命名した。真っ白の体に頭の上だけ丸く黒かったので「まる」、麻呂眉がとても印象的だったので「まろ」になった。
まるちゃんは、びびりでおっとりした甘えん坊。飼い主が出かけるのがわかるらしく、引き止めがすごい。
「お喋りしながらついて回りゴロンゴロンするので、ついモフモフして出かけるのが遅くなります」
まろちゃんは、びびりだけど好奇心旺盛で遊び好き。おもちゃで遊ぶのが大好きで、高いところから落として飼い主が投げ返すのを待っている。しまってあるリボンをくわえて持ってくることもある。
2匹ともブラッシング大好きで、気持ち良さそうにうっとりしているそうだ。
Sさんはもともと写真を撮るのが好きで花や風景を撮りためていたのが、今ではカメラも携帯も猫だらけになったという。
「出かけるのが好きだったけど、猫と住むようになってから外泊はしないようになり、一緒にお出かけするようになりました。家の中や車はすっかり猫仕様です。日中は留守番なので、退屈しないようにDIYでキャットウォークを作り、出窓で日向ぼっこできるようにしました。お出かけも楽しくできるように車もDIYして、ニャルソックできるハンモックをつけました」
Sさんは、「これからも元気で仲良く一緒に過ごそうね。毎日癒やしをありがとう」と思っている。