「きれいになったね」「赤ちゃんはまだ?」「独身は自由でいいね」「そのお歳で」ーーこれらは全てマナー違反の言葉ってご存じでしたか?
「地雷だらけの人間関係の歩き方」を指南する一冊「失礼な一言」(新潮新書)が発売されました。作者はベストセラー「大人養成講座」で知られる石原壮一郎さん。
飲食店での恥ずかしい所業やLINEで評判を落とす方法、昭和の頃はOKだった狼藉など、知っておきたい令和のマナーが詰まっています。
失礼な言葉の一例を紹介します。
花粉症の人に「気合が足りない」
会社の部下に「俺の酒が飲めないってのか」
職場の女性に「やっぱり美人は得だよね」
出身大学を聞いて「へー、頭いいんだ」
ハーフの人に「日本人より日本人っぽいね」
既婚者から独身者に「自由でいいよね」
離婚した人に「子どもがかわいそうだね」など。
「自分では気をつけているつもりでも、つい口にしてしまう“失礼な一言”がもたらす行き違いを回避するにはどうすればいいのか。様々な局面でお互いの気持ちの行き違いにならない処し方、お教えします」(同書内容紹介より)
「失礼な一言」石原壮一郎、新潮新書、5月17日発売、924円(税込)。
▽石原壮一郎さん 1963(昭和38)年三重県生まれ。コラムニスト。93年のデビュー作「大人養成講座」がベストセラーに。「大人力検定」「大人の言葉の選び方」など著書多数。故郷を応援する「伊勢うどん大使」「松阪市ブランド大使」も務める。