相手が興味を持つ営業メールにはどのような特徴があるのでしょうか。株式会社ラクス(東京都渋谷区)が提供するメールマーケティングサービス『楽楽メールマーケティング(旧配配メール)』が実施した「営業メールの受信実態と『商談化』の分岐点」に関する調査によると、商談をしてみたいと思うメールの特徴は「すぐに役立つ業務ノウハウや資料がある」が最多となりました。
調査は、業務にて営業メールをきっかけに打ち合わせや商談をしたことがある人(503人)を対象として、2026年2月にインターネットで実施されました。
まず、「営業メールで件名に入っていたら気になる単語・フレーズ」を聞いたところ、「具体的なメリット・効果(コスト削減・業務効率化など)」(39.8%)、「具体的な導入事例・数値実績(売上〇%アップ・〇社導入など)」(25.8%)、「業界特有の課題・キーワード(2024年問題・法改正など)」(23.3%)といった回答が上位に挙がった一方、「無料トライアル」などの特典訴求は12.7%にとどまったことから、受信者が件名に求めているのはお得感ではなく、自分ごと化できる具体的な情報であることがわかりました。
また、「開封後に打ち合わせや商談をしてみたいと思う営業メールの特徴」については、「すぐに役立つ業務ノウハウや資料(比較資料・調査データ等)がある」(31.6%)、「自社の課題や状況に合わせて内容がカスタマイズされている」(27.4%)、「同業他社の具体的な導入事例や数値的成果が示されている」(26.4%)が上位となり、日々の業務課題の解決につながる「お役立ちコンテンツや情報」を提供することが、商談獲得に向けた強力なフックになると言えます。
反対に、「営業メールの件名に入っていると読まない単語・フレーズ」について聞いたところ、「無料や特典を強調しすぎる表現(完全無料・無料招待など)」(31.8%)、「過去のやり取りを装う紛らわしい表現(Re:・前回の件・お世話になっておりますなど)」(28.4%)、「過度に緊急性・重要性を煽る表現(至急・重要・要確認など)」(27.2%)が上位に並び、営業メールの“常套句”とも言える過度な「無料アピール」や「緊急性の煽り」に対して拒否感を示していることが明らかとなりました。
日常的に多くの情報に触れ、取捨選択を行っている層だからこそ、開封させることだけを目的とした「過去のやり取りを装う」手法には敏感に反応し、不信感を抱くと考えられます。
また、「開封後に打ち合わせや商談をしたいと思わない営業メールの特徴」としては、「自社の業界や抱えている課題と関係のない提案」(30.4%)、「メール本文が長く、何を売りたいのか要点がわかりにくい」(29.0%)、「具体的な数字や根拠が欠けている」「定型文の一斉送信だとわかる」(いずれも25.5%)が上位に挙がり、自社に向けて書かれたものではない画一的なメッセージや、説得力に欠ける内容だと見透かされた瞬間に、一気に興味を失ってしまうことがうかがえました。
メール本文においては「誰に、何を、どのような根拠で伝えているのか」を簡潔にまとめ、「貴社に向けた提案である」という姿勢を示すことが、商談化に向けた必須条件と言えるでしょう。
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【出典】
▽楽楽メールマーケティング