東京のお土産といえば「東京銘菓ひよ子」。このひよ子の紙袋が、天才的な発想によって激変しました。もうひよ子には見えません…。
「本日頂戴した最高で天才なお土産の紙袋をみてください。」と投稿した、水戸市植物公園の宮内元子さんのアカウント(心の中の植物園 宮内元子@fureai_miya)にご注目を。ひよ子のデザインにほんのちょっと書き込むだけでミジンコ(みじん子)に!
「最高すぎる」「ジワジワくる」「天才現る」「こんなセンスがほしいです」とTwitterユーザーが絶賛。8万いいねがついています。宮内さんに聞きました。
渋谷区ふれあい植物センターの常連さんです
ーー「私にコレを渡すのOKと分かっている中2っ子。将来が楽しみすぎる。すくすく大きくなれよ」ともツイートしていますが、中2っ子さんとは?
「中2っ子は私が園長を務めていた東京都渋谷区にあった渋谷区ふれあい植物センターの常連さんです。地域に根差した植物園だったので、幼い頃から植物センターに通い成長を見守ってきました。今回、水戸の植物園に会いに来てくれました」
ーーひよ子がみじん子に…すごいです。
「渡された後、『自分、天才やないか!』『知ってる!!!!』というやり取りがありました。同行されていたお母さまが『これで宮内さん喜ぶんだ?分かりあってるなあ』と苦笑していました」
ーー中2っ子さんはどんな雰囲気の中学生ですか。今回のようなセンスあふれるエピソードはこれまでにも?
「生き物や自然が大好きな自分の意見をしっかり持っていて真っすぐ生きている子です。渋谷時代には何かの催し物のための材料作りや展示物を作るのにふらっと遊びにきた際に「手伝って!」と頼むと、気前よく手伝ってくれるありがたい存在でした。渋谷の植物園営業最終日にお母さまが写真を撮ってくれた時も、別れを惜しんだりしないの?と聞かれた中2っ子は『また会えるから大丈夫』と。その言葉に私は胸を撃ち抜かれました」
宮内さんは「渋谷を離れましたが水戸の植物園でも地域に根差し誰にでも愛される植物園と植物園スタッフでありたいなと思っています」と話しています。
水戸市植物公園(茨城県水戸市)はテラスガーデン、鑑賞大温室、熱帯果樹温室、植物館、芝生園、ロックガーデン等からなる洋風庭園です。8ヘクタールの敷地の中で1年を通して様々な植物を楽しめ、園内のレストランでは平日日替わりランチや土日限定の薬膳メニューも。令和5年上半期は日本の植物分類学者の父・牧野富太郎博士の功績と水戸との関りを紹介した展示を開催しています。
■水戸市植物公園の公式サイトはこちら→https://www.city.mito.lg.jp/site/mito-botanical-park/