頭の真ん中にモヒカン? パヤ毛がかわいい保護犬が沖縄から東京へ 幸せつかもうね

松田 義人 松田 義人

保護犬のケアと里親探しを行う非営利動物保護団体、NPO法人わんずぺ~す(以下、わんずぺ~す)。東京の団体ですが、沖縄にある保護団体、ワン’sパートナーの会と連携しながら、これまでに多くの身寄りのないワンコの命を救ってきました。

2022年、やはりワン’sパートナーの会との連携によって沖縄で保護されたアイルという当時推定4歳のミックス犬を、わんずぺ~すで引き取ることにしました。

美人のルックスと、モヒカン風パヤ毛がかわいいアイル

実はこのアイル、以前、同じ流れで沖縄からわんずぺ~すにやってきたマーチ、アポロ、ガルボという兄弟ワンコの実のお母さんでした。この3兄弟は毛色などはそれぞれ違えど、どこかアイルの顔を引き継いでいるようにも映ります。

3頭ともそれぞれ優しい里親さんに迎え入れられ、現在は幸せな第2の犬生をおくっていますが、ときを遅れてそのお母さんのアイルも東京のわんずぺ~すにやってきたというわけです。

アイルは、お母さんらしくいつも穏やかそうな優しい表情を浮かべています。そしてスラッとした体型で、どこかスタイリッシュにも映る美人さんです。

その一方、頭の真ん中に、モヒカンのような白く筋が通ったパヤ毛があり、沖縄では「山羊のよう」と言われることもあったとか。でも、そこもまた個性的なルックスで、わんずぺ~すのスタッフの間でも人気者なのだそうです。

相性のいいワンコたちとは穏やかに過ごせる

アイルは確かに穏やかな性格のワンコですが、知らない人の前で固まってしまうことがあります。また、散歩は練習を始めて間もないため、まだ知らない音や見慣れないものに敏感で、突然立ち止まってしまうことがあります。しかし今では随分慣れて、長い時間楽しめるようになりました。

やや繊細な性格ではありますが、いつも一緒の仲間がいると比較的リラックスして過ごすことができます。特に散歩は仲間と行くと心強いようです。怖がりゆえに知らない人を警戒しますが、だからと言って完全に人間が嫌いなのかと言うとそうではなく、ひとたび馴れると、「撫でて〜」と甘えてくる素振りも見せます。

なかなかシャイで繊細なアイルですが、避妊手術は済ませている一方、フィラリア陽性のため、陰性に変わるまでは継続的な治療とケアが必要なワンコでもあります。現在は東京・東大和市にあるわんずぺ~すが運営するシェルターで、のんびりと過ごしながらご縁を待っています。

巣立った子どもたちのように、アイルにも幸せな犬生を

現在、わんずぺ~すでは、こういったアイル特有の性格、健康状態を理解し、アイルを思いっきり甘えさせてくれ、幸せな第2の犬生へと導いてくれる里親さんを募集中です。他のワンコがいるとリラックスできる性格から、穏やかな先住犬がいる家庭だとより良いかもしれません。ぜひ「我こそは!」と思う方は、わんずぺ~すに問い合わせてみてください。

アイルは沖縄のワン’sパートナーの会にて保護された後に出産し、会のメンバーさん宅で、子育てを一生懸命がんばったワンコです。幸せな第2の犬生を迎えることができた子ども達のように、アイルママにも優しい里親希望者さんが現れることを祈っています。

NPO法人わんずぺ〜す
http://www.wanspace.jp/

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース