犬や猫を飼う前に、どんな犬種なのか猫種なのか、どんなふうに世話をしたらいいのか、普通はよく勉強して、考えてから飼うでしょう。しかし、思わぬ行動に出る人もいるようです。
「ホームセンターのペットショップで、黒柴のパピーちゃんを触っていたカップルの前を睦月を連れてたまたま通りかかった。すると、『えっ!!黒柴ちゃんってこんなに大きくなるの!?私、無理』って言っパピーちゃんをスタッフに返してた…そんな気持ちなら飼われなくて良かったと思いました」
Twitterにそう投稿したのは、2匹の柴犬を飼う睦月・黒虎さん(@HaruzouUsagi)。
リプ欄には、
「そんなに大きくなるのが嫌なら、柴犬を飼う選択肢に入れんといてほしいよねぇ。って言うか、むっちゃんは小柄なのに」
「むっちゃん、グッジョブ」
「我が家のハスキーは17kgしかない極小ハスキーなんですが、ペットショップで『このサイズならハスキー欲しい!』とショップのハスキーの子犬を抱いていた人がいて、『だめだめ!その子は多分26~30kgくらいになりますよ!』って注意したことありますw飼うなら前情報くらい入れてほしいw」
という反響があり、「いいね」は1.5万件にもなりました。
睦月・黒虎さんに聞きました。
ーーペットショップにいた子犬は、見るからに子犬という感じでしたか?
「生後2カ月で、たぶん2kgくらいの子犬でした。ふわふわのパピーの毛で、可愛かったです」
ーー通常、柴犬は何kgくらいまで成長するのでしょうか。
「個体差もありますが、標準は10kg前後です。私が飼っている睦月は8kg、黒虎は15kgです」
ーー飼う前に犬種についてよく勉強するべきだと思われますか。
「もちろんです。まず、犬種による特性を知り、その犬をお迎えしてから最後まで面倒を見る覚悟が必要です。経済的に問題がないことや、最寄りの動物病院など環境の確認も必要です」
ーー柴犬の特徴を教えてください。
「柴犬は、赤、白、黒、胡麻など毛色が違います。顔つきは、大きく分けてたぬきとキツネタイプに分かれています。性格はのんびりとした子、活発な子、ビビリな子といろいろいますが、基本マイペースです。なんと言っても年を重ねるごとに可愛さが増し、どの角度から見てもとても可愛い、完璧なフォルムが最高です」
ーー毛は抜けますか。
「換毛期は分身が出来るんじゃないかというほど毛が抜けますが、ボサボサになって浮き出た毛を抜くことに達成感を感じます。他の子の浮き出ている毛も抜きたくなります」
ーー睦月ちゃんと黒虎くんの可愛いところを教えてください。
「睦月は普段は帰って来ても寄ってこないような塩対応だけど、寝る時は私と一緒に寝てくれたり、いつのまにか隣にいたりします。ツンデレだけど人が大好き。全国のお友達ワンコに会う旅行に付き合ってくれる、優しくて可愛いジョシーバです」
「黒虎はまだ一緒に過ごして1年ですが、近所のワン友さん達からも『ずっと前からいるみたいだね』と言われるほどの適応力。抱っこが大好きな甘えん坊で、おもちゃで遊ぶとテンションが上がります。食いしん坊で、小学低学年男子みたいなところが可愛いダンシーバです」
昨今、柴犬が人気ですが、本当に飼いたいのかどうか、飼えるのかどうか、よく考えてから飼いましょう。