新型コロナウイルスの影響で、3年連続で中止となっていた「隅田川花火大会」が、7月29日に4年ぶりに開催されます。全国有数の規模を誇り、100万人近い人が全国から訪れるメガイベント。東京の夏の風物詩の久しぶりに開催に期待が高まる中、タワマン住民がTwitterに投稿した写真が涙を誘っています。こんな奇跡のようなハードラックってあるんですね…。
「今年の隅田川花火大会の開催が決定しましたね。我が家からは奇跡的な位置関係で両会場の花火がほぼ見えません…。ひどい…」と投稿したのは、『超高層ビビル』『東京スカイツリー定点観測』の著書がある中谷幸司(@bluestylecom)さん。超高層ビルマニアとして賃貸タワマンの2X階に住んでいるとのこと。超高層ビル専門HP「BLUE STYLE COM」とブログ「超高層マンション・超高層ビル」「東京スカイツリー定点観測所」を運営しています。
中谷さんが公開した自宅からの夜景写真は、中央やや右に美しいスカイツリーが見えます。が、花火大会の第1会場(桜橋下流~言問橋上流)、第2会場(駒形橋下流~厩橋上流)の方向には立ちふさがるように2棟のタワマン。打ちあがる2000発をきっちりガードしています。これは辛い…。中谷さんに聞きました。
ー入居前に花火が見えないことは不動産業者から説明があったのでしょうか。
「特に説明はありませんでした。隅田川花火大会を見るのを楽しみにしていたので、両方ともタワマンに隠れるとわかったときはかなりガッカリでしたが、今はもうネタにしています」
ー他の住民の方も?
「賃貸マンションなので他の住民との交流は残念ながらありません」
ー今年の隅田川花火大会はどこから楽しまれる予定でしょうか。
「家からはほとんど見えないことがわかっているのでどこか近くまで見に行けたらなと思っています。もし、行けなければまた同じような写真を家から撮っているかもしれません」
中谷さんは全国の超高層マンション、超高層ビルの建設現場をブログで紹介しています。→https://bluestyle.livedoor.biz/
第46回隅田川花火大会は7月29日19時から20時30分。打ち上げ開始は第1会場が19時、第2会場が19時半です。第1会場では、両国花火ゆかりの業者や国内花火大会で優秀な成績を収めた業者計10社による花火コンクールを実施。打上げ玉数は第1会場が約9350発(コンクール玉200発を含む)、第2会場が約10650発です。