最近では職場での身だしなみに関する制限が減ってきていると聞きます。全国の23歳以上の働く男性295人に「職場(現職)での身だしなみ規定」について調査をしたところ、約6割が「特に決まっていない」と回答。また「職場でのヒゲは禁止されていない」とも56%の人が答えたそうです。
株式会社リンクスホールディングス(大阪府大阪市)が運営するメンズ専門の脱毛サロン『リンクス』が、2023年1月にインターネットで実施した調査です。
まず、「職場(現職)の身だしなみ規定の有無」について調査をしたところ、「特に決まっていない」(56%)が最多となりました。その一方で、「明確にはないがなんとなくは存在している」(26%)と「明確に規定がある」(12%)など、何かしらの身だしなみの制限が職場であると答得た人は38%となりました。なお、「身だしなみの規定があるか分からない」と答えた人は6%となっています。
続いて、「職場でヒゲは禁止されていますか」と聞いたところ、「禁止されていない」(56%)、「禁止されているか分からないが、生やしている人はいない」(21%)、「禁止されているか分からないが、生やしている人はいる」(12%)、「生やすことは禁止されている」(11%)という結果になりました。
次に、「職場でヒゲが禁止されていない」「分からないが生やしている人もいる」と答えた199人に対して、「職場(現職)ではどこまでならヒゲを生やしてもいいですか」と聞いたところ、「あご+鼻下+もみあげ」(57%)が最多となり、ほぼすべての部位のヒゲの有無を禁止していない職場が大半であることが分かりました。
また、「職場で生やしてもいいヒゲのスタイル」を職種別にみると、「販売・サービス職(飲食店)」では「あごのみ」が100%と、厳しい制限がある職場であることが判明したほか、「専門職(コンサル・税理士・医療系含む)」でも「あごのみ」が36%と、ヒゲを生やすことが厳しい職種であることがうかがえます。
その一方で、「あご+鼻下+もみあげ」など制限が緩い職種は「公務員」(58%)「技術・製造業」(29%)、「経理・事務」(27%)となり、接客業務が少ない職種で緩い傾向が見て取れるといいます。なお、「営業職」では突出した項目はなく、全体的に均等にバラけた結果になっており、清潔感があればある程度ヒゲは許される職種に変化してきていることがうかがえました。
最後に、「職場でヒゲが禁止されていない」または「分からないが生やしている人もいる」と回答した199人に「職場(現職)でヒゲを生やした経験」を聞いたところ、80%の人が「ない」と回答。「ある」と回答した方は20%に留まりました。
また、「職場でヒゲを生やしたことがある」と回答した40人に「ヒゲを生やした理由」を教えてもらったところ、「ヒゲを剃るのが面倒」(43%)、「ヒゲが似合う(オシャレの一環として)」(35%)といった回答が目立ちました。
一方、「職場でのヒゲは禁止されていないが生やしたことがない」と回答した159人に「ヒゲを生やさない理由」を教えてもらったところ、「ヒゲが似合わない」(50%)、「清潔感に欠ける」(48%)などの回答が多かったそうです。