夜間、土地勘ゼロの田舎で「愛車がガス欠」!?…そんな“最悪の事態”を招かないためのマップが話題

中将 タカノリ 中将 タカノリ

夜間にガソリンスタンドを利用できない地域を可視化したマップがSNS上で大きな注目を集めている。

「中部地方24時間営業GS無いエリア。距離ガバ、時間ガバ、SSTR日帰り勢に捧ぐ。危ないから昼間に走りましょうw」と件のマップを紹介したのはHiroさん(@12751Hiro)。

中部地方を中心に24時間営業ガソリンスタンドにピンを立て、無い地域には赤く色を付けたこのマップ。岐阜県や長野県などの山間部になると、夜間だと数十キロにわたってガソリン補給できないことがよくわかる。

もしこういった地域をガソリン不足のまま走行していて夜になったら……Hiroさんの投稿に対し、SNSユーザー達からは

「地元民だから解るけど無いエリアは片田舎だったり、ガチな山岳地帯な場所ですね 設置しても採算とれんかも」
「コロナ前はまだ24営業してるところが点在していたけど、ちょっと前に地下タンクの法律が変更になった辺りからスタンド自体が少なくなってきましたね」
「能登半島は24時間開いてるスタンドが全く無いですね…」
「私は燃料ボトル持ってSSTRに参戦してます」

など数々の驚きの声が寄せられている。

投稿者さんに聞いた

Hiroさんに話を聞いた。

ーーこのマップを作ろうと思われたきっかけをお聞かせください。

Hiro:5月に太平洋岸から石川県千里浜までを、バイクで日中の間に走破するラリーイベント「SSTR(サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)」があるのですが、年々参加者が増え続け、今年は多数の追加参加枠も開放したところついに1万人規模になりました。

高速道路を利用できない原付一種、二種のスーパーカブ等での参加者も多く、下道で一番短距離なのが名古屋港から石川県に向かう国道156号ルートになります。中にはそのままUターンして日帰りの強行組もいるのですが、いかに燃費の良いカブと言えど深夜の給油どうするのかなと思いました。私自身もカブ乗りなのもあり、まず国道156号沿いの深夜営業スタンドを調べてみたのがきっかけでした。

ーー出来上がったマップに。

Hiro:結果、美濃から砺波まで全滅。「じゃ、1本東の41号は?」と探しましたが高山にぽつんとある程度で「うーん、西、あ、日本海沿いの8号にスタンド連なってる、どうしても日帰りならトラック多いけどこっち帰ってくださいね」とツイートしました。そこからみなさんの反応にこたえ、どんどん範囲は広がり現在に至っております。範囲が広がったこともあり、カブだけではなく、SSTR参加者、そしてGWの行楽にも使えるマップになったかなと思います。

ーー作成方法について教えてください。

Hiro:Googleマップでガソリンスタンドを探し、24時間営業や深夜まで営業している店舗を抽出しマーキングしました。そしてマーク以外を赤にして空白地帯目立ちやすくしています。すべて手作業になります。

ーー投稿の反響へのご感想を。

Hiro:ギリギリ助かった人や、やっちゃった人まで、「ガス欠や未遂経験者こんなに多いのね」と思いました。

   ◇   ◇

 「夜間の二輪走行は危険です、昼間に走りましょう」とHiroさん。長距離のドライブ、ツーリングに出かける際はくれぐれも念入りな下調べをお願いしたい。

【Hiroさん関連情報】
▽Twitterアカウント
https://twitter.com/12751Hiro

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