【漫画】メイクに2時間「すっぴんが嫌で恥ずかしかった」10代の孫娘に掛けた祖父の言葉とは?「嬉しい記憶でずっと残ってる」

門倉 早希 門倉 早希

「今は亡きじいちゃん」から掛けられた言葉が、ずっと心に残っている—。

インスタグラムに漫画やイラストを投稿しているあやさん(@02117rin)の漫画に「涙が出た」「感動しました」などのコメントが集まっています。

現在2児の母であるあやさんは、10代後半の頃、人目が気になりノーメイクでは外出できなかったそう。「コンビニにも行けないくらいすっぴんが嫌で恥ずかしかった」「メイクをしている自分とすっぴんの自分は別人だと思っていた」そうで、1回のメイクに2時間かける日もあったといいます。

そんなあやさんに転機が訪れます。ある日、出かけていたあやさんをおじいさんが車で迎えに来てくれました。あやさんが外出時、おじいさんはよく送迎してくれたそうで、人や車が行き交う場所でもいつもすぐにあやさんを見つけたといいます。

その日もメイクをしていたあやさんは、「私が化粧しててもしてなくてもよく見つけられるね。(メイク前後で)別人じゃない?」と問うと、おじいさんは「化粧しててもしてなくてもあやはあやだから、じいちゃんには同じに見えるんだよなぁ」。

何気ない一言ですが、あやさんは「嬉しい記憶としてずっと残ってる」「なんとも言えない気持ちでした」と語ります。あやさんにお話を聞きました。

「外見が良い人程(魅力が)強い」って思ってた

そもそもメイクに時間をかけ始めたきっかけは、容姿に関する意識の変化だったといいます。「ダイエットに成功してメイクや服装を見直したら、周りの態度はガラッと変わりました(特に男性)。そんなこともあり、人は外見なんだ、外見が良い人程(魅力が)強いって思ってた頃でした」(あやさん)。

10代後半の多感な時期。容姿へのこだわりが強くなっていたあやさんに、おじいさんから掛けられたのが件の言葉です。あやさんは「言葉にするのは難しいんですけど、温かい気持ちになりましたね」と懐かしみます。

おじいさんからの言葉はあやさんに影響を与えました。2時間掛けることもあったメイク時間は、年月を経て、現在は10~20分程度に。「身だしなみとしてのメイクはしますが、見た目が!外見が!という気持ちではもうしてないです」と、当時ほどのこだわりはなくなったといいます。

残念ながら、おじいさんは10年ほど前に亡くなったそう。「九州男児、頑固者、仕事に対する責任が強かったですね。祖母は苦労が絶えなかったでしょう。ですが、お葬式には沢山の人が来て驚いたものです。そんなじいちゃんが私は好きでした」とあやさん。

そんなおじいさんから掛けられた言葉は今も忘れていません。「今となって、じいちゃんの言った言葉の意味が分かります。じいちゃんの言葉はずっと心の中にあります」。

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