株式会社ユーグレナ(東京都港区)は、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした、「開拓性(新しいものを受け入れる寛容さ)が高めの遺伝子タイプが多い都道府県(出生地)ランキング」を発表しました。
ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストが提供する遺伝子解析サービスは、個人の健康リスク・体質・祖先について、300項目以上の遺伝子型を解析し、どのような病気にかかりやすいか、どのような体質の遺伝的傾向があるかについて、結果を提供するサービスだそうです。
同調査は、春の新生活の時期を前に、新しいものを受け入れる寛容さに関する項目「開拓性(SNP:rs6265)」に注目。2023年2月に同サービスの利用者の中から2万1371人のゲノムデータを用いて、「開拓性が高めのタイプ(遺伝子型:GG)」、「一般的なタイプ(遺伝子型:AG)」、「開拓性が低めのタイプ(遺伝子型:AA)」の3つのタイプのなかから「開拓性が高めのタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を都道府県ごとに算出し、数値化したといいます。
その結果、「開拓性が高めの遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県」の1位は「鳥取県」(46.46%)となりました。
以下、2位「山形県」(43.93%)、3位「沖縄県」(42.08%)、4位「佐賀県」(40.54%)、5位「長崎県」(40.39%)、6位「福島県」(40.06%)、7位「高知県」(39.39%)、8位「愛媛県」(39.03%)、9位「山梨県」(38.97%)、10位「熊本県」(38.08%)と続いています。
また、日本人における「開拓性が高め」の遺伝子型の平均割合は34.2%でした。ランキングで30位だった「静岡県」が33.94%だったことから、同社は「30位以下の地域は、どちらかというと開拓性が低めのタイプの特徴である『保守的』『伝統にこだわる』『馴染みのものを好む』傾向がある地域と言えます」と説明しています。