被災地で活躍する「災害救助犬」の誇らしげな姿に絶賛の声 「手伝ってる!」「嬉しそう!生き生きしてる」

はやかわ かな はやかわ かな

今年12年目を迎えた東日本大震災。福島県災害対策本部の要請により、12年前の被災現場には多くの「災害救助犬」が派遣され、被災者の捜索にあたった。

2023年2月に起きたトルコ大地震の救助活動にも、世界中から「救助犬」が派遣され、日本からも4頭の「救助犬」が派遣された。救助犬たちが過酷な被災地で多くの命を救う中、メキシコ軍が派遣した捜索救助犬が二次災害で殉職するという、心痛む知らせも報じられた。

災害救助犬とは、災害発生時、人間の100万倍から1億倍とも言われる嗅覚を頼りに、土砂や倒壊した家屋などに埋没した要救助者を探し出す特別な訓練を受けた犬のこと。災害救助犬とそのハンドラーたちは、緊急時に備え日々訓練を行っている。

「災害救助犬」3頭が参加した冬山遭難救助訓練

7歳になるホワイト・スイス・シェパード犬のオス、コアくんは、2021年7月に発生した「熱海土石流災害」の捜索にも参加した民間の災害救助犬。専門は瓦礫や土石流などの現場の捜索であり、山での遭難や雪崩救助を行なう山岳救助犬ではない。しかし、あらゆる状況を想定し、3月4日、岩手県で行われた「北上地区山岳遭難防止対策委員会」による冬山遭難救助訓練に参加。雪山での実践的な訓練の様子について、コアくんのハンドラーであるRookieさん(@kainehenalu)に話を聞いた。

人間との共同作業に「生き生きしてる!」

ハンドラーのRookieさんは、「雪に埋もれた要救助者を発見してアラート(生存者なので吠え)、駆けつけた救助隊と一緒に要救助者を掘り起こして、とっても誇らしげで生き生きしているコア君をぜひ見てください」というつぶやきと共に、今回の雪山訓練の動画をTwitterに投稿。

埋没者の発見を吠えることで知らせた後、雪をかき分ける捜索救助隊員の方々と共に、自分も雪を掘り起こそうとするコアくん。「要救助者」の無事が確認されると、誇らしげな顔になるコアくんの勇姿が大きな話題となった。

「掘るの手伝ってる!」
「みんなと協力出来てすごいなぁ」
「ほんとに嬉しそうに生き生きしてますね」
「尻尾に素直な気持ちが出ててかわいい。吠えてるときは尻尾ブンブンなのに、掘り出す時は尻尾がしゅんとして、(生存者が)出てきたら尻尾振りだした」

こんな絶賛のリプライが殺到した冬山遭難救助訓練について、ハンドラーのRookieさんに今回の雪山訓練の様子と、「災害救助犬」について詳しく話を聞いた。

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