みなさんのなかには、「心配をかけたくない」「使い道を知られたくない」などの理由で、借金を隠しておきたい人も多いのではないでしょうか。そこで、お金を借りたことがバレた経験のある全国の10~60代以上の男女500人(女性314人・男性186人)に「お金を借りたことがバレた理由」を聞いたところ、最も多かった回答は「郵便物が届いた」だったそうです。
株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が、2022年12月にインターネットで実施した調査です。
まず、「お金を借りたのを隠していた理由」を教えてもらったところ、「借りた理由を知られたくない」(23.8%)、「怒られると思った」(21.5%)、「恥ずかしいから」「イメージが良くない(いずれも16.2%)、「心配をかけたくない」(8.5%)といった回答が挙げられ、体裁を気にする人が目立ち、ネガティブなイメージが根強いことが分かりました。
また、「お金を借りたのがバレた相手」については、「家族・親戚」が最も多く75.4%。以下、「友人・恋人」(14.6%)、「上司・同僚」(7.7%)と続きました。
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続いて、「お金を借りたのがバレた理由」を聞いたところ、1位は「郵便物が届いた」(37人)でした。次いで、2位「行動の変化で勘づかれた」(16人)、3位「電話がかかってきた」(12人)と続き、借りた相手・金融機関からの連絡をきっかけにバレてしまった人が多くなりました。そのほかの結果と回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:郵便物が届いた】
▽家に郵送で関係書類が届いたから(30代男性)
▽金融会社から届いた催促状を両親が見てしまった(40代女性)
▽支払いを滞納してしまい、督促が自宅へ書面で送られてきたため(50代男性)
【2位:行動の変化で勘づかれた】
▽お金がないのにお金の使い方が顕著に荒かったため(20代男性)
▽借金して買った大量の推しグッズが見つかり、問いただされました(30代女性)
▽高額商品を買ったから(40代男性)
【3位:電話がかかってきた】
▽寝込んでいるときにかかってきた督促の電話に、夫が出てしまった(30代女性)
▽支払いが遅れたため、督促の電話でバレた(50代男性)
▽在籍確認の電話が会社にかかってきたので、電話を受けた同僚が疑いをもってしまった(40代男性)
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次に、「お金を借りたのがバレて困ったこと」を教えてもらったところ、1位は「怒られた」(17.7%)でした。次いで、2位「信用を失った」(16.9%)、3位「詰問されて説明に困った」(11.5%)などが上位に挙げられました。そのほかの結果と回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:怒られた】
▽身の丈に合わない車を買ったので、ものすごく怒られた(30代女性)
▽言い訳もできないまま責められた(40代男性)
【2位:信用を失った】
▽隠しごとをしていたので、信用を失ってしまいました(20代女性)
▽同僚から「お金にだらしない人」というレッテルを張られてしまいました(40代男性)
▽すぐに返済できる金額ではなかったので、親からの信頼をなくしてしまった(50代女性)
【3位:詰問されて説明に困った】
▽借りた理由が「遊ぶお金が欲しかったから」なので、説明できず困った(30代女性)
▽どう説明したらいいのかが解らず、すごく困りました(40代男性)
▽「借りたお金を何に使ったのか」「なぜ借りたのか」などを両親からきつく問い詰められて困った(50代男性)
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最後に「借金がバレないための方法」を聞いたところ、1位は「そもそも借りない」(20.0%)でした。次いで、2位「期限までに返済する」(19.2%)、3位「郵便・書類の管理を徹底する」(18.5%)と続き、隠さずにすむ状況をつくるようオススメする人が多数。そのほかの結果と回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:そもそも借りない】
▽お金を借りずに済むよう、「貯金でものを買うクセ」をつける(30代男性)
▽借りないような生活環境を整える(40代男性)
▽そもそも借りることがないように、お金の管理を徹底的に行うべきだった(20代女性)
【2位:期限までに返済する】
▽返済期限を守る(20代男性)
▽自分が返済できる範囲までにすること(30代男性)
▽催促状がこないように、忘れず支払いすべきだった(40代女性)
【3位:郵便・書類の管理を徹底する】
▽お金を借りたことに関するメッセージ履歴を削除する(20代男性)
▽郵便を隠す(30代女性)
▽明細などは処分する(40代女性)