男女の出会いメディア『e-venz(イベンツ)』を運営するノマドマーケティング株式会社(東京都渋谷区)は2023年1月、全国の25歳~49歳の独身男女1000人(男性537人・女性463人)を対象に「結婚を諦めたこと」についての調査をインターネットで実施。その結果、「結婚を諦めて気持ちが楽になった」と回答した人が6割を超えることが分かりました。なお、結婚をあきらめた理由については、男性は「経済的に余裕がない」、女性は「元々結婚願望がない」が最多だったそうです。
まず、「結婚を諦めた」と回答した割合を性・年代別に調査したところ、「20代男性」が36%、「40代男性」が55%、「50代男性」が71%と、年代が上がるごとにその割合が増える傾向がみられた一方で、女性では「20代」が54%、「30代」が52%、「40代」が70%となり、男女ともに「40代」が7割を超える結果となりました。
また、「結婚するのを諦めた」と回答した男性335人と女性280人に「結婚を諦めた理由」を教えてもらったところ、男性は「経済的に余裕がない」(19.1%)、「年齢的に諦めた」(11.0%)、「元々結婚願望がない」(10.7%)が上位に並んだのに対して、女性では「元々結婚願望がない」(20.4%)、「出会いがなかった」(12.9%)、「年齢的に諦めた」(10.0%)などが上位に挙げられました。
なお、具体的な内容について回答者からは、「一人の時間を充実させたい」(男性39歳)、「幸せになれるとは限らないから」(男性41歳)、「メリットを感じない」(男性43歳)、「相手に合わせるのが面倒くさい」(男性47歳)、「親に一度反対されてから、もう面倒くさくなった」(女性30歳)、「親と祖母の介護」(女性35歳)、「仕事をしたいから」(女性41歳)、「今の世の中結婚がすべてではないから」(女性41歳)といった声が寄せられています。
続いて、「結婚を諦めて後悔したことはありますか」と聞いたところ、男性は17%、女性は15%の人が「後悔したことがある」と回答。
また、「結婚するのを諦めて後悔した理由」については、男女ともに「孤独・寂しい」(男性26%・女性16%)、「子供が欲しかった」(男女とも16%)、「将来・老後の不安」(男性9%・女性12%)が上位を占めたほか、男性のみの回答では「結婚している人が羨ましい」(4%)、女性のみの回答として「周りの目が気になる」(5%)が挙げられています。
最後に、「結婚を諦めて気持ちが楽になった感覚はありましたか」と聞いたところ、男性は57%、女性は69%の人が「楽になった感覚がある」と回答し、結婚を諦めて後悔することがありながらも、「結婚する」というプレッシャーから解き放たれたように感じる人が一定数いることがうかがえました。