多すぎる「あの焼き菓子」の名称考察ツイートに5万人が深く納得! 写真の背景に置かれた箱に兵庫県民魂を見た

はやかわ かな はやかわ かな

今川焼、回転焼、大判焼、おやき、蜂楽(ほうらく)饅頭…などなど。名前を言うと争いが起きることから、「スイーツ界のヴォルデモート」と呼ばれる「あんこが入った丸い焼き菓子」。これまで何度も論争が巻き起こったネット学名「ベイクド・モチョモチョ」の多過ぎる名称問題について、たゆるさん(@ta_yu_ru)がTwitterに投稿した考察ツイートが大きな話題を集めた。

「遥か昔、人類はあんこの入った丸いお菓子で天まで届く塔を建てた。この行為に神は怒り、二度と同じことをしないように、そのお菓子の名前をばらばらにし、意思疎通できないようにしたといわれている」

5万4千以上のいいねがついた、旧約聖書に登場する「バベルの塔」に例えたその多過ぎる名称に関する考察ツイートについて、たゆるさんに話を聞いた。

「バベルの塔」ならぬ「食べるの糖」

「食べるの糖」
「それが甘党の語源ですかね(甘い塔)」
「そうか、今川焼きにはそんな言い伝えが」
「バベルのおやき(北海道」
「なるほど~バラバラにしたから蜂楽饅頭(崩落饅頭)なんですね」

それぞれの名称アピールと絶賛の声がリプ欄に殺到した、回転焼きについての秀逸な考察ツイートについて、たゆるさんに詳しく聞いた。

なぜ分断と争いは生まれるのか!?

ーー例の「あんこが入った丸い焼き菓子」の名称多過ぎ問題の謎を解く鍵が、まさかバベルの塔だったとは……目からウロコでした。

「家族が買ってきたこの『お菓子』を見て、きのこたけのこ戦争と並ぶTwitter界の永遠の命題であるこのお菓子の名前論争を思い出し、なぜ分断と争いは生まれてしまうのだろう…と考えていた結果、この発想に至りました」

ーー「ベイクド・モチョチョの別名を一生分見た」とツイートされていましたね。寄せられた多くのリプライの中で気になった名称は…? 

「『あんこが入った丸いお菓子の天まで届く塔』のことを、『食べるの糖』とおっしゃっている方がいらしたのを見て、これは上手いなと思いました」

それでもいちばん美味しいのは『御座候』

ーーたゆるさんはこの焼き菓子を何と呼んでいますか?

「生粋の兵庫県民なので、『御座候(ござそうろう)』派です!今回投稿した写真の背後に『御座候』という文字の入った箱を置くことで、”これは御座候である”とさりげなくアピールしています。他は認めません……と言いたいところなのですが、冷凍食品の影響で『今川焼き』とも呼んでいます」

ーー兵庫県姫路市で開業した株式会社御座候さんの公式サイトを見ると、「回転焼『御座候』」と記載されていますね…。

「『御座候』が回転焼と名乗っていることは、恥ずかしながら今回初めて知りました……。ですが、あのお菓子の名前を他の派閥に譲っても、いちばん美味しいのは『御座候』だと信じています」

◇ ◇

それぞれに譲れない名称があるほど、日本中で愛され続けている「あんこが入った丸い焼き菓子」。なお、たゆるさんは写真を撮影後、塔のように積み上げた「御座候」をオーブントースターで温め直した後、美味しく召し上がったとのことだ。

■たゆるさんのTwitterアカウント

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