日常生活で突然予想外の出費が発生した際、高額な出費だと余裕がなく困ってしまう人も多いのではないでしょうか。株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が、全国の10~60代の男女500人(女性314人・男性186人)を対象として、「急な出費で困ったこと」に関する意識調査を2022年11月にインターネットで実施したところ、最も多かったのは「家電の故障」だったそうです。
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全国の10~60代の男女500人に「急な出費で困ったこと」を聞いたところ、1位は「家電の故障」(85人)でした。次いで、2位「車の維持費」(80人)、3位「冠婚葬祭があった」(65人)、4位「急な病気・ケガ」(46人)と続き、家電や住宅機器などの「高価なものが壊れたとき」に困ったという人が多くなっていました。そのほかの結果と回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:家電の故障】
▽真冬にストーブが壊れ、急に電源が入らなくなった(27歳女性)
▽夜に電子レンジが壊れて買いに行ったとき(48歳男性)
▽洗濯機が壊れたとき。使用しているのがドラム式洗濯乾燥機なので、大きな出費で困った(34歳男性)
【2位:車の維持費】
▽車検で10万円ぐらいの出費を予想していたら、20万円もかかった(62歳男性)
▽車の調子が悪くて整備工場に出したら、修理が思いのほか高額で困った(44歳女性)
▽まだ使えると思っていたスタッドレスタイヤが実は劣化していて、新しく買う羽目になった(38歳女性)
【3位:冠婚葬祭があった】
▽親戚や身内が突然亡くなって、香典をだすとき(38歳男性)
▽急に親戚の結婚が決まり、お祝いを渡すことになった(55歳女性)
▽「親友の結婚」と「幼なじみの出産」が重なったときです。結婚祝いと出産祝いを渡さなくてはならなかったので、金銭的にとても困りました(29歳女性)
【4位:急な病気・ケガ】
▽花瓶に足をぶつけ、病院代にごっそりもっていかれた(22歳男性)
▽健診を受けたら医者から「すぐに入院してください」と言われ、先に入院の「預かり金」を支払うことになったとき(32歳女性)
▽思いがけず大きな病気をして、治療費にお金がかかっています。高額医療費の認定証があるので、月に支払う金額には上限があるものの、痛い出費です(40歳女性)
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続いて「急な出費への対処法」を聞いたところ、1位は「家族に借りた」(33.8%)でした。次いで、2位「貯蓄を取り崩した」(31.2%)、同率3位「クレジットカードを使った」「カードローン・消費者金融で借りた」(いずれも6.8%)と続きました。そのほかの結果と回答者からのコメントは以下の通りです。
【1位:家族に借りた】
▽家族に相談して借り、給料日に返しています(28歳女性)
▽妻のお小遣いを借りた(48歳男性)
▽義理の父から無利子でお金を借りました(63歳男性)
【2位:貯蓄を取り崩した】
▽普段は絶対使わない積立貯金から渋々引き出した(31歳女性)
▽子どもの教育費として貯めていた積立金を崩した(47歳女性)
▽会社の財形貯蓄を解約しました(59歳男性)
【同率3位:クレジットカードを使った】
▽給料日前で現金がなかったので、クレジットカードで支払いした(30歳女性)
▽クレジットカードでの分割払いで対処しました(42歳男性)
▽とりあえずカード払いで先送りしました。(51歳男性)
【同率3位:カードローン・消費者金融で借りた】
▽消費者金融から10万円を借りました(29歳男性)
▽カードローンで借りた(32歳女性)
▽消費者金融からの借り入れ(47歳男性)