株式会社トナリスク(東京都豊島区)は、子どもがひとり暮らしを経験したことがある40~91歳の親を対象に「子供のひとり暮らしの心配事」に関する調査を実施した結果、最も多かった回答は「食事はちゃんと取れるか」でした。調査は2023年2月にインターネットで実施され、有効回答数は465件を得たといいます。
「子供のひとり暮らしの心配事ランキング」の1位はダントツで「食事はちゃんと取れるか」(70.3%)でした。食料の仕送りをしたり、料理のレシピを教えたといったコメントもありました。
続く2位は「病気や事故にあった時に対応できるか」(47.7%)、3位には「防犯は大丈夫か」(46.2%)がランクイン。以下、4位「規則正しい生活ができるか」(44.1%)、5位「隣人・近隣に変な人はいないか」(33.1%)、6位「地域に不審者や危ない人はいないか」(30.3%)と続き、3割程度の親がご近所や地域への不安があることがわかりました。
なお、「心配事への対応」として回答者からは、「一緒に下見に行った」(50代男性)、「セキュリティの高いマンションを選んだ」(40代女性)、「オートロックのマンション。大家さんが隣に住んでおられて、異変があったらすぐ連絡をいただけるようにお願いをしました」(60代男性)などの家選びに関した声が寄せられたほか、「本人がいかに危機感、責任感、厳しさを持って生活できるかしかありません」(60代男性)、「過干渉を止め、子供を信じる努力をした」(60代女性)、「娘に私の心配要素を伝えて、分かってもらった。あとは何もしなかった」(50代女性)といった親や子供本人の心構えについての声もみられたといいます。