東京都の「保育園に入りにくい駅」ランキング 3位「一之江駅」、2位「西葛西駅」…「江戸川区」が上位を独占

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スタイルアクト株式会社(東京都中央区)は、同社が運営するマンションの不動産情報を得られるセカンドオピニオンサイト『住まいサーフィン』にて、東京23区における「保育園に入りにくい駅ランキング(2023年度入園版)」を発表しました。その結果、東京都区部で認可保育園に入りにくい駅の1位は「篠崎駅」(江戸川区)でした。また、認可保育園に入りにくい行政区は「江戸川区」が1位だったそうです。

東京都区部の各行政区により公表されていた2022年10月時点の最新データをもとに、2023年4月時に、0歳児の保育所潜在需要がどの程度になるかを推計しランキング化したといいます。

待機児童数は、「各駅の0歳児の人口」から「各駅の認可保育所を中心とし、区が定める基準を満たす保育サービスを提供する専用施設の0歳児定員」を引いて算出。待機児童数の潜在需要を把握するため、各行政区に対して町丁目毎の0歳児人口の調査を行い、0歳児人口の総数を最大需要と推計し、さらにそれらを駅単位で集計したそうです。

調査の結果、「0歳児の認可保育園に入りにくい駅ランキング」は、1位「篠崎駅(江戸川区)」(11.86倍)、2位「西葛西駅(江戸川区)」(11.32倍)、3位「一之江駅(江戸川区)」(7.12倍)と、江戸川区がTOP3を独占。

昨年と上位3駅の顔ぶれに変化は無いものの、ワースト1位の「篠崎駅」では倍率11.9倍(前年11.2倍)と、保育園の定員減少も見られたことから悪化していたといいます。続く4位も江戸川区の「平井駅」(6.99倍)がランクインしていました。

以下、5位「矢口渡駅(大田区)」(5.72倍)、6位「菊川駅(墨田区)」(5.48倍)、7位「小岩駅(江戸川区)」(5.28倍)、8位「葛西駅(江戸川区)」(5.20倍)、9位「池上駅(大田区)」(4.86倍)、10位「西大島駅(江東区)」(4.74倍)と続きました。

次に、「0歳児の認可保育園に入りにくい行政区ランキング」では、昨年に引き続き「江戸川区」(8.01倍)が1位に。同区では独自の保育ママ制度で0歳時保育をサポートしているものの、区全体の保育ママ定員が前年の282人から約270人に減少。一方、同行政区の推計0歳人口は4619人と、保育ママと0歳人口に大きな乖離が見られたといいます。

2位は、昨年3位の「大田区」(4.30倍)で、大田区はワースト10に2駅が入っており、認可保育園の入園倍率は高くなっています。以下、3位「台東区」(4.20倍)、4位「江東区」(3.91倍)、5位「足立区」(3.78倍)、6位「荒川区」(3.69倍)、7位「世田谷区」(3.56倍)、8位「練馬区」(3.47倍)、9位「中央区」(3.41倍)、10位「中野区」(3.27倍)という結果になっていたそうです。

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