冬場の登山はその日の気温やコンディションに合ったアウトドアウェアを選んだり、身体を温める食事を取り入れることで快適に過ごすことができます。
登山中に休憩を兼ねてゆっくりと料理を作るのも良いですが、この時期は全国的に厳しい寒さを迎えていることから、少しでも早く料理を口にして暖を取りたいものですよね。
そこでおすすめなのが持ち運び可能な作り置きメニュー!シングルバーナーやスキレット・コッヘルのようなアイテムを使って再加熱すれば熱々の料理を楽しめると共に、事前に自宅で仕上げているのでパパっと簡単に登山飯の用意をすることができますよ♪
作り置きメニューを活用して時短で賢く登山飯を堪能しよう。
生クリームが味の決め手★『濃厚バターチキンカレー』
市販のルーで簡単!濃厚バターチキンカレーのレシピです。バターチキンカレーは牛乳を使って作る方法もありますが、生クリームをたっぷり加えることでお店で食べるような濃厚で上品な味わいに仕上がります。
~濃厚バターチキンカレーの作り方(4人前)~
<材料>
・鶏もも肉 2枚
・玉ねぎ 1個
・生クリーム 200ml
・水 300ml
・カットトマト缶 1缶
・カレールー 1/2箱
・おろしにんにく、おろし生姜 各小さじ1
・バター 大さじ2杯半
・塩胡椒 適量
<作り方>
(1)鶏もも肉はひと口大に切り、塩胡椒で下味をつけておきます。
(2)鍋に大さじ2杯分のバターを熱し、1の鶏もも肉を炒めていきます。
(3)鶏もも肉の表面に軽く焼き色がついたらみじん切りの玉ねぎ・おろしにんにく・おろし生姜を加えます。
(4)玉ねぎがしんなりするまで炒めたらトマト缶・水・生クリームを加え、ふつふつとしてきたら蓋をして10分程度煮込みます。
(5)4にカレールーと大さじ1/2杯分のバターを加え、カレールーが完全に溶けたら全体をしっかりと混ぜ合わせて完成です。食べる前にアウトドア調理器具等で再加熱し、ご飯をよそった器に盛り付けてお召し上がり下さい。
ご飯はもちろん、パンを浸して食べるのもおすすめです。
とろっとジューシー。『ナスの肉詰め』
ナスの皮には疲労の原因となる、活性酸素の発生を抑えるポリフェノールがたっぷり。こちらのナスの肉詰めはナスを皮ごと食べられるので疲れを感じやすい、登山中のランチにもってこいの一品です。
~ナスの肉詰めの作り方~
<材料>
・ナス 2本
・合い挽きミンチ 150g
・パン粉 大さじ3
・牛乳 大さじ2
・塩胡椒、小麦粉、ごま油 各適量
・醤油、料理酒、みりん 各大さじ2
・砂糖 大さじ1
<作り方>
(1)ナスはヘタの部分を切り落とし、縦半分に切ったら内側をスプーンでくり抜いて表面に小麦粉をまぶしましょう。くり抜いた部分はみじん切りにします。
(2)ボウルに合い挽きミンチ・1のみじん切りにしたナス・塩胡椒・パン粉・牛乳を加え、粘り気がでるまでよく捏ねます。
(3)1のナスのくり抜いた部分に2の肉ダネを詰めていきましょう。
(4)フライパンにごま油を熱し、肉を詰めた面を下にして3のナスをのせます。
(5)肉に焼き色がついたら、水を大さじ3杯程度(分量外)を加え、蓋をして蒸し焼きにします。
(6)全体に火が通ったら醤油・料理酒・みりん・砂糖を混ぜ合わせたものを加え、食材にタレを絡めるようにして味を馴染ませて完成です。
【参照】
マルシェかしま
健康長寿ネット
再加熱する際はフライパンやスキレットの上にのせ、軽く料理酒を振りかけて蒸し焼きにすると良いです。
お肉も野菜も美味しく食べられる。『ビビンバ用そぼろとナムル』
ご飯がモリモリ進む!ビビンバ用のそぼろとナムルのレシピです。お好みで半熟状の茹で卵(※横半分にカットしておく)や炒りごまをトッピングしてお召し上がり下さい。
~ビビンバ用そぼろとナムルの作り方~
<材料A(そぼろ用の材料)>
・豚ミンチ 200g
・醤油 大さじ1
・コチュジャン、料理酒、ごま油 各大さじ2
・みりん 大さじ1
・砂糖 小さじ2
・おろしにんにく、おろし生姜 各小さじ1/2
<材料B(ナムル用の材料)>
・もやし、人参 各100 g
・ほうれん草 1/2把
・鶏がらスープの素、ごま油 各小さじ1
・塩 ふたつまみ
<作り方>
(1)器に材料Aの醤油・コチュジャン・料理酒・みりん・砂糖・おろし生姜・おろしにんにくを混ぜておきます。
(2)フライパンに材料Aのごま油(大さじ2)を熱し、豚ミンチを炒めていきます。
(3)肉の色が変わり始めたら1を加え、水分を飛ばすように炒めます。中までしっかり火を通し、一旦器に移しておきましょう。
(4)鍋にお湯を沸かし、沸騰したら千切りの人参→4~5cm幅に切ったほうれん草→もやしの順番で茹でて火が通ったらザルに上げて水気を切っておきます。
(5)4をボウルに移し、材料Bの鶏がらスープの素、ごま油、塩を混ぜ合わせておきます。
(6)食べる前にお好みの量の白ご飯を器によそい、アウトドア調理器具等で温めた3のそぼろと5のナムルを盛り付けて完成です。
ナムルは温めても冷たいままでも美味しく食べられます。
どのレシピも現地で再加熱できるメニューばかりですが、もし少しでも荷物を減らしたいという方で保温タイプの弁当箱を持っていればそのようなアイテム等を上手く活用すると良いでしょう♪
美味しい登山飯を食べればモチベーションも劇的にUPすること間違いなし★