50~60代女性でつくるチアダンスチーム誕生 金髪かつらで元気いっぱい 「華やかな雰囲気に憧れていた」「ずっとやりたかった」その魅力は

京都新聞社 京都新聞社

 中高年のチアダンスチームが全国的に増える中、京都市内で活動する新たなチームが誕生した。14人のメンバーは全員が50~60代の女性。金髪のかつらと華やかな衣装に身を包み、笑顔いっぱいでチアポンポンを振る演技に、見ている人も楽しい気持ちになりそう。

 松山市で10年以上前に発足したチーム「キャサリン・ラビット」のメンバーとして大阪市内の練習会に参加していた吉見由希子さん(66)=上京区=が、「京都でも練習場所をつくりたい」と友人らを誘い、キャサリン・ラビット京都チームとして昨年9月に6人で月2回の練習会を始めた。

 練習会ではチームのインストラクター岩崎あさみさん(43)を講師に迎え、岩崎さんが考えた振り付けを鏡の前で繰り返して細かな動きや仲間との息の合わせ方を確認。スピード感のある動きも多く、吉見さんは「先生が送ってくれる動画を見ながらの自宅での復習が欠かせません」と打ち明ける。

 シニア向けのチアダンスは90代の女性が活動する様子がテレビで紹介されるなど関心が高まっており、キャサリン・ラビット京都チームも「華やかな雰囲気に憧れていた」「ずっとやりたかった」と加わる女性が相次ぐ。

 吉見さん自身も60代になって「何かやりたい」と思った時に学生時代にやっていたチアダンスが頭に浮かんだといい、「みんなで一緒に踊るのが本当に楽しい」と話す。

 京都チーム単独でのイベント参加経験はまだなく、目下の目標は来年2月に行われる京都マラソンの「沿道盛り上げ隊」への参加だ。本番に向け、メンバーを募っている。

 チーム練習は毎月第1・第3木曜日に下京区内のスタジオで。

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