「牡蠣のお手玉見て元気出して」に感謝 リアルなむき身に中毒性あり「やたら惹かれる」

太田 浩子 太田 浩子

 クリーム色のプリッとした牡蠣を手に持ち「牡蠣のお手玉見て元気出して」とつぶやいたツイートに注目が集まりました。リプライには、元気が出たのでしょうか「サンクス」と返している人がいます。

 ツイートしたのは「むら(@mura_hamlet)」さんです。牡蠣は、栄養素も豊富で美肌にも良いとされています。旬の時期に食べることを楽しみにしている人も多い食材ですが、写真の牡蠣はお手玉とのこと。どういうことなのでしょうか。

 むらさんは、アンテナショップ「ひろしまブランドショップTAU」(東京都中央区)でこちらのお手玉を購入しました。店頭で見たときは、「えっ!?なにこれ!?」と驚いたそう。なぜなら、本物の牡蠣の殻の上にお手玉のむき身が置かれていたので、「本物の」生牡蠣だと思ったのです。

 さらに家に帰って開けてみると「スベスベ、ぺたっとしていて可愛いし、本当にリアルな牡蠣のお手玉で、『うわー!牡蠣だー!』と声を上げました」と、手触りのリアルさに驚きます。独特な形のため、お手玉として遊ぶのは少し難しかったそう。使わないときはパックにしまって大切にしていると言います。

「ひろしまブランドショップTAU」で牡蠣のお手玉以外もいろいろ購入したむらさん。「もともと道の駅や直売所巡りが大好きで、アンテナショップもその一環です。その土地の名産品を手軽に購入できるのは嬉しいですね。実際に現地へ赴き、もっと開拓したくなります」とアンテナショップの醍醐味を教えてくれました。

 この一風変わったお手玉は、なぜ生まれたのでしょうか。「牡蠣お手玉(むき身)3個セット(1100円)」を製造販売している広島市の印刷会社ポップジャパン(@popjapan_jp)にお話を聞きました。

──牡蠣のお手玉は、いつ生まれたのですか?

 約4年前、牡蠣の産地である広島県呉市のイベント「呉かきフェスタ」に参加した際に、牡蠣をもっとキャッチ―にPRしようと考えて製作したイベント限定グッズのうちのひとつが、牡蠣のお手玉のプロトタイプです。その後、よりリアルにブラッシュアップして恒常の商品化したのが今回ツイートいただいたお手玉です。

──イベント限定グッズには、牡蠣になれちゃう被り物(帽子)や寝袋もあったのですね、気になります(笑)。広島を盛り上げることも会社の取り組みとして掲げられていますが、切り口が楽しいですね。牡蠣のお手玉のこだわりポイントは?

 実際の牡蠣のような光沢感がこだわりです。これにより、リアルな牡蠣らしさを再現できたと思っております。再現のリアルさで、素手で牡蠣のむき身を持つという背徳感を疑似体験して頂けたら嬉しいです。

──なるほど。「なんだろう、こういうものにやたらと惹かれるのは。欲しい」という人もいましたが、売れているのでしょうか?

 個人向けの商品の中では群を抜いて一番人気です。今回ご購入いただいたアンテナショップのほか、宮島などの観光地や駅などにも置いて頂いており、県外の方からもご購入いただいております。

──そんなに売れているのですか!失礼しました。ツイートが話題になって、また爆発的に売れたそうですね。3日間(終了)は20%オフもされて大喜びでしたね(笑)。

 ツイートでご紹介いただき、反響を得たという事実に担当全員で喜んでおります。これを機に、より多くの方に牡蠣のお手玉を知って頂ければ広島をより盛り上げられるのでは、と思います。

■「牡蠣お手玉(むき身)3個セット(1100円)」販売サイト https://pjpocket.base.shop/items/46870929

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