おつまみにんにくをパクパク→夜中に激痛→病院で緊急処置 「彼らは無差別破壊兵器」「腸内細菌が全滅」

ししまる555 ししまる555

 にんにくを食べ過ぎたことにより、お腹に激痛が走り病院へ駆け込み、緊急処置された……という驚きの体験談がTwitterに投稿され、8万いいねを集めて話題になりました。約6~7年前、20代後半のころに体験した出来事を「#ドクターに言われた衝撃的な言葉」のエピソードとしてTwitterに投稿したのは、にんにくが大好きだという女性「よく食べる牡蠣」さん(@haruka96P4)。 

 以下、ツイートの抜粋です。

◇ ◇ ◇

医者「生にんにくの殺菌作用はすごいんだよ」
私「はい」
医者「でも彼らは菌の区別ができない無差別破壊兵器」
私「無差別破壊兵器」
医者「だから3日で半玉なんて食べたら腸内細菌が全滅しちゃうよ。なんでそんなに食べたの?」
私「美味しかったのでつい…」

炎症値3桁乗りかけを叩き出して、緊急処置中のお話。ドクターが終始笑顔で怖かった記憶。後に点滴変えにきた看護師さんが「腸内細菌ゼロゼロなんて初めて見たわよwww」って爆笑してたよ。

補足するとそのあとお医者から「1日の適量は一片まで。風邪っぽいときでも二片にしなさい」と指示された。半年後「熱入ってたら大丈夫だろう」って焼肉屋で八片くらい蒸し焼きにしたのを食べて、また点滴することになって怒られた。

◇ ◇ ◇

 緊急処置された当時の詳しい状況について、よく食べる牡蠣さんに聞きました。

「緊急処置される原因となったのは、おやつ感覚で食べることができる袋詰めの生にんにくです。らっきょうみたいに甘酸っぱい味で食べやすく、一片ごとに個包装されています。近所の100均で購入し、美味しいからと調子に乗って食べ過ぎてしまいました。

 おつまみにんにく1袋分(30gなので恐らくにんにく1/2~1/3玉分くらい)を大体1週間で食べきり、そのときは大丈夫だったので、ついもう1袋買って、それを3日で食べきったあと、今回のツイートの様な状態に至りました。

 まず夜中に耐えきれないほどの腹痛で飛び起き、夜が明けるまで苦しみ、のたうち回ったあげく、疲れ果てて寝落ち(失神?)しました。起きたときには腹痛は少し落ち着いていましたが、まだ痛みが続いていたため、朝イチ、ぐったりした状態で近所のかかりつけ医へ駆け込みました。

 すぐに処置室でカテーテルを刺されて点滴(オロナミンCみたいな色をしているビタミン入りのもの)を受けながら血液検査をしたところ、炎症値がかなり高い数値を叩き出しました。10年以上、お世話になっているかかりつけ医で看護師さんと仲が良かったのもあり、看護師さんが爆笑していました(笑)。

 般若のような笑顔をたたえたお医者さんに病状について説明してもらいながら、何度か注射を合間に入れつつ……という感じで治療を受けました。ちなみに栄養を血管に直に入れたためか、治療後の肌ツヤが最高に良かったのを覚えています(笑)。

 治療後はわりとすぐ良くなり、その日のうちにちゃんと歩いて帰った記憶があります。ただ、お腹というか……にんにくの殺菌効果で腸が無菌状態に近くなったせいなのか、数日間ほど大きい方が出なかった記憶があります。そしてそのあと、便秘で別の苦しみを覚えました……。

 私はもともと、にんにくが大好きなんです。できたら毎日食べたいくらいですが、人と会う時は一応控えるようにしています。事務職なので会社で一日中仕事しているときは、お昼に食べちゃうこともあります。休日も、外出しない日は食べちゃいます。

 好きなにんにく料理はガーリックトースト、アヒージョ、ペペロンチーノ、ガーリックライスです。味噌ラーメンも風邪のひき始めによく食べますが、小さじ2杯くらいのにんにくを入れたら、風邪薬を飲むよりも早く治ります。

 しかしにんにくを好きすぎるがゆえに、実は半年後、再び悲しい事件が起こります……。最初の治療時にお医者さんから「生にんにくは半年禁止」と言われ、またあの痛い思いをしたくないため、ちゃんと従っていました。ようやく半年が過ぎたので満を持して食べよう!!と思い立って、焼きにんにくがある焼肉チェーン店に行ったのが発端です。

 にんにくが丸ごと一個ホイルに包まれて出てきまして、それをちゃんとじっくり蒸してから、念のため表面を焼いて食べました。じゃがいもみたいな食感で美味しくて食べやすいため、調子に乗って8粒くらい一気にパクパク食べました。半日後に覚えのある腹痛がきて、再び同じお医者さんに行って白状し、点滴と注射コンボをリピートしました。そのときの腹痛はのたうち回るほどではなかったんですが、割とズキズキする痛みだったので、けっこうツラかったです……。

 そのときは更に1年間にんにく禁止(ただし風邪のときは一食だけ小さじ2杯まではOK)とお達しが出まして、さすがに懲り……ないんです(笑)。

 忘れたころに実はもう一回、生にんにく(今度は確か味噌ラーメンに、にんにくマシマシしまくり)で、また同じお医者さんにお世話になってます。そのときに「次は無いよ(ニッコリ」と言われて、今に至ります。これは飲み会のときの私の鉄板ネタなので、気心の知れた友人たちがにんにく監視員として、私がにんにくを食べすぎないように監視してくれています(笑)。

 私は普段は胃腸が強い方で、わりとお腹は壊さないんです。どちらかというと便秘がちな感じです。ただ、食物アレルギー持ちなので、アレルゲンをうっかり口にした後はくだしますね。私の体験談はあくまで一例ですが、注意喚起としてお役に立てたらと思います。」

◇ ◇ ◇

 にんにくは滋養強壮の効果が高く、多くの人に愛されている栄養満点の健康食品です。臭い成分である「アリシン」には、免疫力の向上やがん予防、血行促進による冷え性の改善、動脈硬化や血栓を予防する血液サラサラ効果があり、ビタミンB1・ビタミンB6には疲労回復効果や代謝をサポートする効果などがあります。

 しかし適量を守ることが大切で、「アリシン」は殺菌作用が高く風邪予防に最適ですが、食べ過ぎると胃を傷つけたり腸内細菌を殺してしまうため、腹痛や下痢、吐き気、嘔吐、胸やけなどの消化器症状を引き起こしてしまう場合があります。

 にんにくの適量は、生なら一日一片、風邪のときや加熱処理しているものは二片くらいまでが目安と言われていますが、その人の体質・体調によっても異なります。リプライでは、「生にんにくを大量に入れたラーメンを食べたら、下痢が止まらなくなった」「焼きにんにくを6片くらい一気に食べたけど、全然平気だった」など、様々な声が寄せられました。

 にんにく生産量は青森県が全国1位であり、約7割弱のシェアを誇りますが、健康食品の一つとして、黒にんにくも注目を集めています。「青森県黒にんにく協会」の柏崎理事長に、にんにくについて話を聞きました。柏崎理事長は「有限会社柏崎青果」の代表として、黒にんにくをはじめとした野菜の生産や加工、オリジナル商品の販売を行っています。

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―—にんにくの注意点や健康効果、黒にんにくの特長について、教えてください。

「『酒は百薬の長』と言われていますが、お酒も飲み過ぎると健康を害しますし、お酒に弱い人や強い人、体質や体調によっても適量は異なってきます。良薬もにんにくも同じですので、ご自身の状態にあわせて適量を召し上がっていただければと思います。

 にんにくの歴史は古く、古代エジプトでピラミッドを築いた労働者へ、滋養強壮・消毒薬として配給されていたと記されています。また日本においても、江戸時代の南九州では滋養食として、にんにく卵黄が家庭で作られていました。参勤交代で2か月もかけて約1,600kmを歩いて江戸に赴く薩摩藩士へ、にんにく卵黄を保存食として持たせていたとも言われています。

 このように、にんにくは昔から生薬としても用いられているほど栄養価が高く、日々の健康食品として召し上がっていただくことで、様々な健康効果を発揮します。しかし毎日一片を食べ続けると、体臭にも影響を及ぼします。

 しかし、にんにくを高温・高湿といった一定の環境で3~4週間熟成させて作る「黒にんにく」は、匂い・刺激のもとであるアリシンがアミノ酸に変化しているため、口臭・体臭も気にならないですし、下痢や腹痛といった副作用も起こりづらいのです。

 かつ、にんにくに含まれている、ありとあらゆる栄養成分、特にポリフェノールやGABAが、黒にんにくは数倍以上と豊富に含まれており、アンチエイジング効果も発揮してくれます。しかも糖度が、通常のにんにくでは約30~40度なのですが、黒にんにくは多いものだと50度ほどあり、果実のように甘くフルーティな香りがします。

 もともと黒にんにくは三重県で誕生し、海女さんの滋養食としても活用されていました。海外などのにんにくは1個あたりが8~12片と小粒のものが多いですが、青森県の6片種はどっしり大きく、甘み・旨味が強いため、黒にんにくにも適しています。当社の黒にんにくソースはヨーロッパやアメリカ・スペインで料理に使っていただいており、サーモンやお肉にかけると脂身が甘くなり美味しくなるため、大変ご好評をいただいております。

 就寝時は免疫力が落ちやすいため、寝る前に黒にんにくを毎日一片、召し上がっていただくのがお勧めです。風邪予防にもなり、冷え性の方も足元まで温かくなりますし、お肌もツヤツヤになります。以前、展示会場で当社の「熟成おいらせ黒にんにく」を試食していただいた女性の方が、立ち去られたあと、少ししてからブースに戻ってこられて、「体がポカポカするんだけど、あなた私に何したの?」と仰られ、ご購入いただいたということがありました。

 にんにくも黒にんにくも、ぜひ適量を守って美味しく召し上がっていただき、健康増進につなげていただければと思います。」

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青森県黒にんにく協会【HP:http://www.96229jp.com/
(青森県上北郡おいらせ町木崎158 木崎野中小企業協同組合内)

有限会社柏崎青果【HP:https://www.aomori96229.jp/
(青森県上北郡おいらせ町秋堂54-1)
長芋・にんにく・ごぼう・大根の生産・加工・販売を行っており、独自開発した高付加価値商品が数々の賞を受賞。「熟成おいらせ黒にんにく」をはじめとし、「青森ブランド」を海外にも積極的に展開。青森県産の大根を使った、県内初の「切り干し大根」や「切り干しdeサラダ」は大ヒット商品となり、ごぼうを乾燥させた「スライスごぼう」や「黒ごぼう」も展開。

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