「ちょ、まだ泣くの早いて!」。ワールドカップ日本ースペイン戦で、試合解説の本田圭佑からツッコまれた日本代表サポーターがいました。勝ち越しゴールに感極まり、スタンドで泣きじゃくる男性サポーターが中継映像に写し出され、気を引き締めようとする実況席の本田からたしなめられました。スタンドへの届くはずのない叱責は、中継を見ていた日本中の人たちの知るところとなり、「この男性サポーターは何者?」と話題になりました。号泣サポーターを少年時代から知っていて、「親友が世界的にバズってて最高」と投稿した元Jリーガーのシュナイダー潤之介(@j_schneider29)さんに聞きました。
小学生時代から応援団と声援「サッカー大好き少年でした」
シュナイダー潤之介さんはサガン鳥栖やベガルタ仙台、横浜FCでプレーしたゴールキーパーで、現在はゴールキーパーコーチ。「泣くの早いて!」と本田に注意された号泣サポーターとは、シュナイダーさんが2001~2006年にプレーしたサガン鳥栖時代に知り合ったといいます。
「『泣くの早いよおじさん』とは、Jリーガーとサッカーが大好きな少年から始まりました。彼が小学生の時に、サガン鳥栖の試合を観に来て、(応援団の)サガンティーノと一緒に応援してくれた姿を鮮明に覚えています。彼はサッカーが大好き過ぎて、日本代表を応援するようになりました」
ーー本田さんのツッコミは本人にも届いているのでしょうか?
「彼は今回の盛り上がりを全部知っています。『早く泣いてごめんなさい』と謝っていました。ずっと現地にいて、クロアチア戦も観戦予定です」
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本田にツッコまれた男性サポーターですが、Twitter上では「もらい泣きしちゃいました」「親友さん最高すぎます」と好意的な反応が集まり、本田からも「勝てたので何より」とねぎらうリプライが寄せられていました。クロアチア戦でも熱い応援をしてくれるんでしょうね。